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新潟、清水に続き川崎Fも撃破! チョが2戦連続2発で“大台”乗せ

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[8.21 J1第21節 新潟2-1川崎F 東北電ス]

 アルビレックス新潟は韓国代表MFチョ・ヨンチョルの2試合連続2ゴールの爆発で、川崎Fを2-1で下した。順位も一つ上の暫定6位に浮上し、勝ち点差も首位と暫定4差に詰めた。

 相手は前節に首位の名古屋を下して勢いに乗っていた川崎Fだったが、新潟も前節に強豪の清水を4-1と大差で下していた。今、もっとも輝いているチーム同士の対戦だが、ホーム戦を得意とする新潟が、持ち味の中盤でのパス回しでリズムを作った。M・リシャルデス、ミシェウのボールキープから、チョや日本代表FW矢野貴章が走力を活かして攻めた。

 前半は0-0で折り返したが、後半21分、チョが大きな先制点をもたらした。PA右でミシェウとのパス交換でDFラインの間に入り、ドリブルで3人を交わして左足を一閃。2試合連続となる今季9ゴール目を決めた。

 そして後半19分、再びチョ・ヨンチョルが魅せた。PA右でミシェウのスルーパスに反応すると、持ち味のスピードを活かして突進。角度があまりない中で右足を振り抜いて左下に決めた。得点ランクトップタイの10ゴール目と大台に乗せた。

 試合後のテレビインタビューでチョは、「たまたまです。1点目は上手く交わして、丁寧に蹴ったのがよかった。2点目はミシェウがいいボールをくれた。入ってよかったです。リーグ戦10ゴール到達? 自分でもびっくりです」と笑みを見せた。8月には自身初となる韓国A代表に招集され、勢いに乗っている。「いろんな経験ができたので、それがつながっている」と流暢な日本語で語った。

 ホームで行った対川崎F戦は、J2時代も含めてこれで12戦(11勝1分け)負けなし。“不敗神話”を継続させた。清水に続いて川崎Fも下し、いまや“台風の目”となっている新潟。次戦29日は敵地で横浜FMと対戦し、その後の9月11日はG大阪をホームに迎える。この勢いのまま上位陣を食って、自らが首位をうかがう。

(文 近藤安弘)

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