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[Y☆voice_40]山梨学院MF宮本龍「インハイは半分も力を出せていない」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第40回は1月の全国高校選手権で優勝した山梨学院高(山梨)で主将を務めるMF宮本龍選手(3年)です。2年生ボランチとしてピッチ上で日本一の歓喜を味わった宮本選手。選手権2連覇を目指すチーム、そして個人の課題、手ごたえとは?

―インターハイ(3回戦敗退、1-4市立船橋)を振り返って
「自分たちのモチベーションだったり、気持ちの問題だったり、負けたのは自分たちの責任。一人ひとりが意識できていなかったから負けた。負けたイチフナ戦はシュート3本しか打っていない。半分も力を出せていないと思います。完敗だったし、個人としてもできない部分が多かった。ミスを恐れずに仕掛けていくことをやっていかないと選手権も勝てない」

―個人的な反省点は
「もっとやっていかないとダメなのはオフ、ボールのないときの動きとか、ボールを引き出す動き。これをやらないといけないと思う」

―現時点で自身のプレーに手ごたえを感じている点は?
「少しずつですけれど、昨年やっていたような、縦パスを狙ったところで取れるようになってきた」

―選手権優勝チームの新主将としてやってきた半年については
「山梨県内の大会でなかなか勝てず、インターハイでやっと勝った、という面があります。プレッシャーはあったけれど、山場をひとつ越えられたことでプレッシャーを感じなくなった」

―選手権予選は苦しい戦いになりそう
「インターハイは県予選でも苦しいときに自分たちの力を出せなかった。特に帝三(帝京三)戦は押し込まれたときに力を出せず、何とか0-0で耐えたような試合。苦しいときに自分たちが力を出せるかが課題だと思います」

―自身の将来についてどう考えている?
「このままプロにいく可能性は低いと思う。大学へいって4年間努力して、プロへの可能性を開けるようにしたい」

(取材・文 吉田太郎)

連載:
「Youth star voice」
[高校サッカー]

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