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[Y☆voice_42]矢板中央GK三浦拓「空手で瞬発力を磨いてもらった」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第42回は1月の全国高校選手権で4強進出した矢板中央高(栃木)の守護神、GK三浦拓選手(3年)です。幼い頃空手を学んでいたという元北海道選抜のGKは、2年生GKとして臨んだ選手権では足でのPKセーブなど“栃木の若島津”として注目を集めました。今夏の全国総体では3回戦で敗退しましたが、選手権で昨年の全国4強越えを狙うGKの現在の課題、将来の目標とは?

―3回戦で敗れた全国高校総体を振り返ると?
「悔しいというのがある。でも上に行き過ぎて満足してしまうのもヤダ。負けたことは悔しいですけど、プラスとしていきたいです」

―自分自身のパフォーマンスについては?
「シュートストップはできたけれど、最初に失点したときに冷静さを欠いてしまうところがあった。焦りからプレッシャーを感じてしまっていた。それによってコーチングが雑になったりしている。丁寧にしなければいけない」

―シュートストップに関しては以前から得意だった?
「シュートストップは得意な分野ではなかった。でも昨年、プリンスリーグ関東1部の試合で強豪の強いシュートを受けているうちにいいシュートに対応できるようになった」

―昨年の選手権では“栃木の若島津”と注目されたけれど?
「うれしかったですね。少しでも注目されたのは。空手は小4くらいまでやっていたんですけど、痛みに慣れているというか、打たれ強くなったと思いますね。相手の蹴りを避けないといけないので、動体視力はあると思うし、瞬発力を磨いてもらった」

―昨年の全国4強越えを狙う選手権へ向けて
「昨年、自分たちには何もなかったからプレッシャーもなかった。でも今年は昨年の実績もあるので、相手の挑戦を受ける形になると思う。だけど、昨年のような自分たちがチャレンジャーという気持ちを出さなければいけない。昨年よりも力は上だと感じているので、高い意識をもっていきたいと思う」

―現在の、将来の目標は
「大学を出て指導者になることが目標。ただフットサルのプロになりたいという夢もあります。大学では11人制のサッカーを続けたいと考えているので4年後になるかもしれないけれど、自分の瞬発力を生かしてフットサルのプロになるという可能性にもチャレンジしていきたいと思います」

(取材・文 吉田太郎)


連載:
「Youth star voice」
[高校サッカー]

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