beacon

[Jの新風(4)]MF森重真人(F東京)

このエントリーをはてなブックマークに追加

[9.1 ナビスコ杯準々決勝第1戦 F東京1-1清水 味スタ]

 名誉挽回の一撃だった。0-1の後半34分、FC東京はMF森重真人の同点ゴールで1-1の引き分けに持ち込んだ。MF鈴木達也の右CKにファーサイドから高い打点で合わせるヘディングシュート。「セットプレーはそんなにうちは決めることがなかったし、練習から迫力を持ってやろうと話していた。それが結果として試合に出てよかった」と胸を張った。

 期する思いがあった。8月18日のJリーグC大阪戦で一発退場となり、2試合の出場停止処分を受けた。チームは前節の神戸戦(0-0)まで7試合勝利なし(3分4敗)。苦しいチーム状況で力になれないことが悔しかった。

 「(出場停止で)迷惑をかけていた。得点なり、そういうプレーでしっかり結果を出したいと思っていた。勝てなかったのは残念だけど、次、自分がまた結果を出して、しっかり勝ちたい。次勝てば文句なしに上がれる。アウェーゴールとか考えず、しっかり勝って絶対に上に行きたい」

 ボランチで先発し、後半30分からはCBに下がった。2つのポジションで奮闘し、値千金の同点弾。それでも、まだ汚名返上には十分ではない。アウェーでの第2戦を制し、残留争いに巻き込まれているリーグ戦につなげるつもりだ。

<写真>F東京MF森重
(取材・文 西山紘平)

▼関連リンク
ナビスコ杯2010特集
連載:Jの新風
※この連載企画では、ナビスコ杯のニューヒーロー賞候補選手の中で各試合の注目選手を取り上げていきます

TOP