beacon

[MOM105]明治大MF田中恵太(3年)_攻守に渡りチームに貢献!

このエントリーをはてなブックマークに追加

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]

[9.10 第84回関東大学サッカーリーグ戦・後期1部リーグ第12節 明治大6-0拓殖大 熊谷陸上競技場]

 首位を独走する明治大には、ジュビロ磐田加入が内定している主将・FW山田大記(4年=藤枝東高)、MF小林裕紀(4年=東京Vユース)、ジェフユナイテッド千葉入りが内定しているFW久保裕一(4年=名古屋U18)を筆頭に数多くのタレント選手が揃っている。そんな中で、拓殖大相手に6-0と快勝したこの日の試合。「攻守に渡ってアグレッシブに輝いていた」と明治大の神川明彦監督から称えられたのはMF田中恵太(3年=三菱養和SCユース)だ。

 持ち味を存分に発揮したのは後半12分、相手陣内で激しくプレッシャーをかけにいき、ボールを奪うと、そのまま自らドリブル突破。左サイドからPA内へ仕掛けると、相手のファールを見事に誘い出し、PKを獲得した。以前の田中ならば、ボールを奪ってもその後のプレーに課題を残していたが、スタミナもついてきたため、PA内まで力強く持ち込むといったプレーができたことは間違いない。

 この日の攻守に渡る活躍にも、田中は「まだまだ自分の納得いくプレー、調子は出せていないし。上位校とやるときに、このままじゃ、自分の実力は出せない。もっとうまくならなきゃと毎日実感してます」と謙虚な一言。取材中にチームメイトから「田中も取材を受けるようになったかー(笑い)」とからかわれながらも、一言一言自らに言い聞かすように、コメントしていた。

 今後の課題は、「シュートやクロスなどの精度の部分」(神川監督)となるが、急成長中の田中ならば、直に精度も身につけられるはず。後期リーグのうちに、Jリーグ入りの決まっている先輩たちに追いつく勢いで『明治大の田中』をアピールしていきたいところだ。

※写真は天皇杯予選のもの
(取材・文 片岡涼)
連載:大学マン・オブ・ザ・マッチ

TOP