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大宮は不運も重なる3失点、次節はF東京と残留争い直接対決

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[9.18 J1第23節 鹿島3-0大宮 カシマ]

 大宮アルディージャは鹿島に0-3と痛い敗戦を喫した。前節は清水に3-0で快勝。勢いに乗って上位陣に連勝したかったが、不運も重なった。

 アンラッキーな形で連続失点を喫した。前半11分、鹿島のMF中田浩二のミドルシュートがFWマルキーニョスに当たってコースが変わる。これにはGK北野貴之も反応し切れず、先制点を許した。

 さらには前半26分、鹿島のバックパスがMF青木拓矢の手に当たり、PA手前正面でFKを与えてしまう。FW興梠慎三、MFフェリペ・ガブリエルのシュートは2度クロスバーを叩いたが、最後はマルキーニョスに押し込まれ、2点ビハインドを負った。

 なんとか追い上げたい大宮は後半4分にようやくチャンスをつくり、青木のロングパスを受けたFW李天秀が強い弾道のシュート。しかし、これも枠外に外れると、逆に同14分、マルキーニョスに決定的な3点目を奪われた。

 大宮によると、鈴木淳監督は「残念ながら鹿島の方が運動量、1対1の厳しさ、激しさ、ゲームをコントロールする力で我々を上回っていました」と話していた。

 清水を3-0で叩いたと思いきや、今節は鹿島に0-3で敗戦。なかなか戦いぶりが安定せず、降格圏まで勝ち点3差の暫定13位と依然残留争いが続いている。次節は暫定15位のF東京との直接対決。前半の不運の2失点にも、そこから果敢に反撃に出た選手たちの姿勢は必ず次につながるはずだ。

(文 片岡涼)

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