第84回関東大学サッカーリーグ・後期リーグ戦の第16節が、1日と3日に各地で行われた。今節は変則的な日程となっており、残り2試合は今月の11日に栃木県グリーンスタジアムで行われる。

　前節でようやく後期リーグ初の白星を獲得した中央大が波に乗ってきた。川崎フロンターレの特別指定選手・GKシュミット・ダニエル(1年=東北学院高)が2戦連続で先発出場を飾ると、攻撃陣も奮起をみせ、来季横浜FC入団が内定しているMF佐藤謙介(4年=浦和ユース)らのゴールで7-2の快勝を飾った。明治大も慶應義塾大相手に5発の大勝。2位以下に勝ち点10差をつけて首位を独走している状況だ。U-21日本代表の明治大・DF丸山祐市が直接FKを沈めて先制点を獲得した。

　3日に行われた第1試合では筑波大がFW瀬沼優司(2年=桐光高)らのゴールで順天堂大相手に2-0で勝利。第2試合では駒澤大が流通経済大相手に、MF金久保彩(4年=花咲徳栄高)のPKを含む1G1Aの活躍でこちらも2-0で勝利した。その結果、3位から5位までのチームが勝ち点27で並ぶことになった。インカレ出場権である4位以内を争う攻防は激しくなる一方だ。1週遅れて今節に臨む国士舘大は、なんとしてでも勝利したいところだろう。

[後期リーグ]
【1部第16節1日目】(10月1日)
[熊谷陸上]
中央大 7-2 法政大
[中]奥山慎(25分)、佐藤秀行(34分=補・磯部想)、林容平(51分)、佐藤謙介(57分)、皆川佑介(79分=補・細見諒)、田辺圭佑2(88分=補・佐藤秀行、90分=補・永木亮太)
[法]深山翔平2(56分、90分+2=補・松本大輝)、

明治大 5-1 慶應義塾大
[明]丸山祐市(28分=FK)、山村佑樹2(47分=補・田中恵太、85分=補・山田大記)、田中恵太2(49分=補・宮阪政樹、53分)、
[慶]日高慶太(87分=補・風間荘志)


(10月3日)
[たつのこ]
筑波大 2-0 順天堂大
[筑]赤崎秀平(20分)、瀬沼優司(29分=補・八反田康平)

駒澤大 2-0 流通経済大
[駒]金久保彩(61分=PK)、林堂眞(76分=補・金久保彩)


■順位表(第16節2日目終了時)
1.明治大(40)+29
2.駒澤大(30)+7
3.筑波大(27)+7
4.国士舘大(27)+6※
5.中央大(27)+5
6.順天堂大(24)+4
7.神奈川大(22)-1※
8.慶應義塾大(20)-1
9.早稲田大(18)-2※
10.流通経済大(17)-4
11.法政大(11)-17
12.拓殖大(6)-33※
※は1試合未消化

【2部第16節】(10月2日)
東海大 0-0 尚美学園大
青山学院大 0-2 國學院大
桐蔭横浜大 0-3 関東学院大
専修大 3-2 日本体育大

(10月3日)
東洋大 0-0 東京農業大
東京学芸大 0-0 朝鮮大

<写真>永木擁する中央大がようやく調子を上げてきた

(取材・文　片岡涼)

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