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[Y☆voice_52]清水東MF増田湧介「がむしゃらに泥臭く」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第52回はFW高原直泰(現水原三星ブルーウィングス)やDF内田篤人らを生んだ静岡の名門、清水東高のMF増田湧介選手(3年)です。年代別の日本代表経験を持ち、今年は清水エスパルスの鹿児島キャンプに参加。SBS杯国際ユース大会では静岡ユース(静岡県高校選抜)の主将を務めるなど、Jクラブも注目する実力者の目標、課題とは?

―SBS杯の感想は?
「大会全体的にボールを追う場面が多かった。攻撃できなくてボールを追う試合になっていました。その中でボランチで出たガーナ戦ではボールに絡むこともできていました。ただサイドで出たスペイン戦は突破、ディフェンスの部分で頑張ろうと思っていましたけど、サイドではスペースが狭くて全然自分のよさを出せなかった。チームとしてはガーナ戦、スペイン戦と数回チャンスはあったけれど、やはりそこで決めきることができるかどうか。でも守備の部分ではある程度粘ることもできたと思います」

―自分の武器と考えているところは?
「自分はテクニックがないと思う。どちらかというとがむしゃらに泥臭くやるタイプ。自分の良さという部分では通用する部分もあった。ただ、もっと走ってチームに貢献したいです」

―現在の目標。課題は?
「プロになってワールドカップに出ること。スペイン戦でもやれた部分あった。判断の速さ、パススピードを上げていきたい。攻守の切り替え、決めきる部分とか少しの差が勝敗を分ける。ここはチームでも自分中心にやっていきたい」

―選手権が高校生活最後の公式戦になる。(※残念ながら静岡県大会2次予選での敗退が決定)
「(総体と合わせて)1年生から5回県で負けている。全国へ行けるチャンスを逃している。最後のチャンスにチャレンジする。SBSカップの経験をチームに還元したい」

(取材・文 吉田太郎)
【特設】高校選手権2010
連載:
「Youth star voice」
[高校サッカー]

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