高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第56回は川崎フロンターレ加入内定が発表された米子北高(鳥取)FW谷尾昂也選手(3年)です。09年全国高校総体で得点王を獲得するなど強さと高さ、そして得点力を兼ね備えた大型ストライカー。その谷尾選手の選手権へ向けた意気込み、そして川崎F入り後の目標とは?

―天皇杯(対レノファ山口)の感想は
「ボールキープはできたけれど、ゴールに向かうところができなかったと思う。特に後半は足元にガツガツ狙ってこられて、前半とプレッシャーが変わってきた。まだ自分の力が足りなくてゴールできなかった。もっとできたと思う。自分の力を出せれば勝てたと思う」

―どのような意識で試合に臨んだのか?
「大人だろうが何だろうが点取るという気持ちだった。もっとシュートで終わるということを意識しないといけない。フィジカルで負けないことを試したかったけれど、できなかった」

―川崎F入りを決めた理由、そして目標とは?
「練習行ったときにみんな優しくてやりやすかったし、チームのイメージがすごくよかった。攻撃のレベルが高いチームだと思う。自分が入ったらやることをやる。ジュニーニョさんのように点を取れるように。FWなんで自分が点を取って勝ちたい」

―いまだ出場のない高校選手権は今回がラストチャンス
「自分がゴールを目指していかなければいけない。まず県大会で優勝して全国でも優勝目指して頑張る」(9月取材)

(取材・文　吉田太郎)

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【特設】高校選手権2010
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「Youth star voice」
[高校サッカー]