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[選手権]インハイ8強・筑陽学園敗れる!九国大付が永井以来の全国王手!:福岡

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[10.30 全国高校選手権福岡県大会準決勝 九州国際大付 1-1(PK5-3)筑陽学園 レベスタ]

 全国高校総体8強の筑陽学園、全国届かず――。第89回全国高校サッカー選手権福岡県大会は30日、準決勝を行い、筑陽学園と九州国際大付が対戦。1-1でもつれ込んだPK戦の末、5-3で勝った九州国際大付が、4年ぶりの全国大会出場まであと1勝とした。九州国際大付は11月7日の決勝で東福岡と戦う。
 
 MF草野圭介(3年)を1ボランチに配置する中盤ダイヤモンド型の4-4-2システムを組む九州国際大付に対し、筑陽学園は中盤の4人をボックス型に置く4-4-2システム。全国総体4試合でわずか1失点だった堅守・筑陽学園は、全国高校総体優秀選手のCB大武峻主将(3年)と坂本拓也(3年)の強靭な両CBを中心に自陣で相手の攻撃を跳ね返し、またスペースを的確に消すなどこの日も相手に満足な攻撃をさせない。特に前半は九州国際大付にシュート1本しか打たせなかった。

 前線でターゲットとなる10番木下篤海(3年)とJFA U-18選抜の長身FW田村友(3年)を絡めながら敵陣でのポゼッションを試みる九州国際大付は徐々にシュートの本数を増やしていった。ただ、スコアは80分間で動かず第1試合に続き延長戦へ突入。その前半1分、九州国際大付はMF竹本央(3年)がミドルシュートを決めて先制に成功する。だが、筑陽学園は同5分、FKのこぼれ球を拾ったDF古田祥平(3年)が約40mのスーパーゴールを叩き込み同点に追いついた。
 1-1で突入したPK戦、筑陽学園のエースFW小室和也(3年)が失敗したのに対し、杉山公一監督が「福岡はライバルが多い。PK戦も4、5回は覚悟している(笑)。PKについては十分すぎるほど練習していた」と語る九州国際大付は5人全員が成功。5人目・草野のシュートが決めた瞬間、強豪を突破した九州国際大付イレブンは喜びを大爆発させた。

[写真]決勝進出を決めて喜びを爆発させる九州国際大付イレブン

【特設】高校選手権2010

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