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広島、ナビスコ杯へ光明! 右肩手術のエース佐藤が復帰!!!

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[10.31 J1第28節 横浜FM2-1広島 ニッパ球]
 横浜FMに敗れて連続負けなし記録が8で途切れ、クラブ最多タイに並べなかったサンフレッチェ広島。11月3日のナビスコ杯決勝に弾みをつけるためにも勝利、最低でも引き分けで終えたかったことだろう。
 だが、頼もしい男が帰ってきた。エースのFW佐藤寿人だ。9月8日のナビスコ杯準々決勝・G大阪戦で右肩鎖関節脱臼を負い手術。全治2カ月と診断されていたが、リーグ戦7試合ぶりにベンチ入りを果たした。出番はなかったが、大一番に向けて臨戦態勢が整いつつある。
 寿人は「ベンチに入ったということは100%でできるということ。きょうは出番がなくて、見に来てくれた人に空振りになった。ナビスコ杯? いい準備をして試合に出られるようにやっていきたい」と問題なしを強調した。
 この日は怪我から復帰して日が浅く、本調子ではないMFミキッチも途中出場し、ベンチの戦力が整いつつある。寿人もミキッチも、またこの日は出番がなかったDFストヤノフもスタメン出場するかは分からないが、いずれも“スーパーサブ”としても期待できる。
 相手の磐田は30日に試合を終えており、中3日と中2日でコンディションが平等ではないが、広島は関東圏にこのまま残って調整を続ける。ペトロヴィッチ監督は「我々は短い時間の中で、より選手と話をしながらメンタル面での準備をしていく。そして選手ができるだけ身体を回復できるようなことを考えていきたい。とにかく決勝に向けてできる限りの準備をして臨む」と与えられた環境でベストを尽くすことを誓った。
(取材・文 近藤安弘)

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