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[MOM109]東洋大FW田原春樹(4年)_4年目で決めたリーグ戦・初ゴール!!

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[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.2 第84回関東大学サッカーリーグ戦・後期2部リーグ第19節 専修大0-1東洋大 たつのこ]

 意外にも4年目にして生まれたリーグ戦初ゴールだった。これまでの4年間、東洋大のFW田原春樹(4年=市立船橋高)は、アシストを決めるなど目立った活躍が多かったため、既に何得点も決めてきた印象が強い。しかし、この日の首位・専修大相手に決勝点となった直接FKでのゴールが紛れも無く、田原春にとってリーグ戦での初得点だった。

 チームが東京都リーグに所属していた1年生時はなかなか出場機会に恵まれなかったが、関東2部リーグに昇格して迎えた2年生時には、先発へ定着。ゴール前の嗅覚と、アイデアを武器に多くのチャンスを演出してきた。

 なかでも、昨年の総理大臣杯予選・流通経済大相手にジャイアントキリングを起こした試合。そこで決めたゴールが田原春の印象には、ついてまわる。開始わずか4分、流通経済大相手に先制点を奪ったのはカウンターに抜け出した田原春だった。点を取っているイメージが定着しているのも、このゴールがあったからともいえるだろう。

 待望のリーグ初ゴールに「流経相手には決めてたけど、リーグでのゴールはなかった。やっとリーグ戦でゴールが決められた」と安堵の表情をみせ、「今までリーグ無得点なのにFWとして試合で使ってもらっていたから。今年こそは点を取らないといけないと思ってたので良かったです」と笑顔をみせた。

 残るリーグ戦は、わずか3試合。しかし、4位・東洋大は2位・東京学芸大と3位・青山学院大との直接対決が残されているため、まだ昇格の可能性は残されている。残り試合に向け、田原春は「最終節で昇格が決まるっていう展開は一番おもしろい」と大逆転での昇格劇へ意欲をみせた。残り3試合を全勝し、奇跡の昇格を手にしたい。

[写真]直接FKで決勝点を決めた田原春
(取材・文 片岡涼)
連載:大学マン・オブ・ザ・マッチ

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