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[選手権]08年全国8強対09年全国8強の熱戦!延長戦制した大津がV!:熊本

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[11.13 全国高校選手権熊本県大会決勝 大津 2-1(延長)ルーテル学院 KKウイング]

 第89回全国高校サッカー選手権熊本県大会決勝が13日、熊本市のKKウイングで行われ、延長戦の末、ルーテル学院を2-1で下した大津が2年ぶり14回目の全国大会出場を決めた。

 08年度全国8強の大津と09年度全国8強で今夏の全国総体でも準々決勝まで進出しているルーテル学院とのライバル対決。制したのはMF車屋紳太郎(3年)が「昨年はルーテル学院に敗れて全国へ行けなかった」と雪辱に燃えていた大津だった。

 大津は車屋のゲームメークから1トップのFW米良知記(3年)を起点に幅広い攻撃を繰り出す。対してルーテル学院は堅守から全国高校総体4得点の2年生FW伊藤卓とFW小牧成亘(3年)の2トップへロングボールを配球し、その鋭い突破からゴールへと迫った。

 0-0の後半、スコアが動く。ルーテル学院は26分にMF城天平(3年)が左足ロングシュートを決めて先制する。だが、大津は30分、米良がPKを獲得。これを主将の09年U-17日本代表DF藤本貴士(3年)が右足で決めて同点に追いついた。

 迎えた延長戦、「ここからが、練習の成果を出せる時だと伝えた」と平岡和徳監督が振り返る大津が勝利への執念で上回る。延長後半4分、大津はMF宮本清史朗(3年)の左クロスを米良が頭で合わせて決勝ゴールを決めた。「今年は県大会で頂点に立ってなかったので、3年生はこの試合にかける気持ちが強かったと思う」と指揮官。大津が全国クラスのライバルを打ち破って全国復帰を果たした。

(取材・文 FBN)

【特設】高校選手権2010

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