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[MOM355]大津FW米良知記(3年)_全試合ゴールのCF、全国もたらす

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.13 全国高校選手権熊本県大会決勝 大津 2-1(延長)ルーテル学院 KKウイング]

 3年連続となる決勝対決。大津のエースストライカー、FW米良知記(3年)のヘディングシュートがライバルを打ち破る決勝ゴールとなった。平岡和徳監督が「米良にボールを当てて、トップ下の若杉やボランチの車屋、左右サイドが絡んで攻撃をしかけるところ」と評する今年の大津。その中で「今日はサイドからの崩しが有効だった」と讃えたサイド攻撃のフィニッシャー役が、全国復帰をかけた大一番で結果を残した。

 延長後半4分、大津はMF宮本清史朗(3年)が左クロス。頭で千金弾を決めた米良は、ゴールを確認すると左手を突き上げて歓喜を爆発させ、駆けつけたチームメートたちの歓喜の輪に吸い込まれた。この試合では後半30分に同点ゴールとなるPKも獲得。期待された仕事をきっちりとこなした。

 今年のプリンスリーグ九州1部では全国高校総体で8強へ進出した堅守・筑陽学園(福岡)戦でハットトリックを達成するなどチームトップの7得点。今大会は天皇杯出場の熊本学園大付と戦った準決勝で4ゴールをたたき出すなど全試合でゴール。最前線でチームを引っ張った。試合後、ライバルを突破した選手の中からは「全国制覇」との声が挙がっていたが、抜群のフィジカルを武器とするフィジカルストライカー、米良がそのキーマンのひとりになることは間違いない。

(取材・文 FBN)

【特設】高校選手権2010

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