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各大学4年生が勇姿をみせ、今季閉幕:関東

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第84回関東大学サッカーリーグ戦
関東1部リーグ

 第84回関東大学サッカーリーグ・後期リーグ戦の最終節が20日、21日の2日間に渡って行われた。関東1部では昇格・降格・インカレ出場権争い、全ての決着がついていたため、完全な消化試合となったが各地で引退試合を迎えた4年生たちが奮闘をみせた。優勝を決めている明治大は、駒澤大に3-2で競り勝ち、国士舘大は主将・MF斎藤一行(4年=新潟ユース)の逆転弾で順天堂大に2-1で勝利した。その結果、国士舘大は最終節で順位の浮上に成功。駒澤大を抜いて3位で今季を終えた。

 中央大と筑波大の試合は怒涛のゴールラッシュ。中央大が来季の横浜FC入団が内定しているMF佐藤謙介(4年=浦和ユース)の1ゴール2アシストの活躍で前半を3-0で折り返したが、筑波大が後半に猛追をみせた。FW赤崎秀平(1年=佐賀東)のゴールで1点を返して勢いづくと、その後も1点を返し、ロスタイム2分からは毎分1点の怒涛の3ゴール。結果、筑波大が5-3で中央大を下した。

 今季下位に沈んでいた慶應義塾大だったが、最終節では神奈川大に3-1の勝利。FW河井陽介(3年=藤枝東高)とMF藤田息吹(2年=藤枝東高)の二枚看板の得点で最終戦に勝利し、4年生を送り出した。
 
 また、最終節にまでもつれこんだ関東2部の残り一枠をかけた昇格争いは、東洋大と東京学芸大が引き分け、青山学院大が首位・専修大に勝利したため、青山学院大が大逆転での昇格を決めた。一時は、昇格争いをかけた東京学芸大との直接対決で選手証不携帯による没収試合で順位を落とし、昇格は絶望視されていたが、他大学が勝ち点を取りこぼす中、粘り強く勝ち点を重ねた結果、ついに悲願の昇格を勝ち取った。来年度は、専修大と青山学院大が関東1部に復帰する。

[後期リーグ]
【1部第22節】(11月20日)
[西が丘]
法政大 4-1 拓殖大
[法]松本大輝2(22分=補・山岸純平、74分=補・米田賢生)、相原辰(57分=補・米田賢生)、深町健太(71分)
[拓]添田哲也(72分=補・新井一平)

早稲田大 0-1 流通経済大
[流]武藤雄樹(8分)

[笠松]
神奈川大 1-3 慶應義塾大
[神]佐藤貴則(40分=補・鈴木将也)
[慶]河井陽介(26分、86分=補・深澤良)、藤田息吹(49分)

国士舘大 2-1 順天堂大
[国]岩崎晃也(72分=補・松本祐樹)、斎藤一行(88分=補・金子昌広)
[順]天野純(25分=補・岡本達也)

(11月21日)
[西が丘]
中央大 3-5 筑波大
[中]皆川佑介(21分=補・佐藤謙介)、新田圭(27分=補・佐藤謙介)、佐藤謙介(31分=補・佐藤秀行)
[筑]赤崎秀平(72分=補・森谷賢太郎)、上村岬3(81分=補・山越享太郎、90分+2=補・森谷賢太郎、90分+4)、八反田康平(90分+3=補・谷口彰悟)

明治大 3-2 駒澤大
[明]久保裕一(13分=補・矢田旭、62分)、山本紘之(19分=補・三田啓貴)
[駒]金久保彩(52分=補・棗佑喜)、棗佑喜(76分=補・金久保彩)

■順位表(最終節終了時)
1.明治大(49)+28
2.筑波大(43)+20
3.国士舘大(40)+6
4.駒澤大(39)+13
上位4校がインカレ出場
5.中央大(33)+3
6.順天堂大(32)+2
7.慶應義塾大(30)+1
8.神奈川大(28)-6
9.流通経済大(27)-1
10.早稲田大(26)0
11.法政大(19)-16※2部へ降格
12.拓殖大(7)-50※2部へ降格

【2部第20節】(11月20日)
國學院大 1-1 尚美学園大
東京学芸大 0-0 東洋大
東京農業大 1-2 関東学院大
専修大 1-2 青山学院大
日本体育大 2-3 朝鮮大
東海大 6-0 桐蔭横浜大

■順位表(最終節終了時)
1.専修大(48)+36
2.青山学院大(40)+14
3.東洋大(39)+5
4.東京学芸大(36)+21
5.東海大(34)+7
6.日本体育大(29)+2
7.朝鮮大(28)-8
8.関東学院大(25)-5
9.國學院大(22)-9
10.桐蔭横浜大(22)-25
11.尚美学園大(21)-17※都県Lへ降格
12.東京農業大(18)-21※都県Lへ降格

(文 片岡涼)

大学サッカー特設:関東1部

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