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[Y☆voice_64]山梨学院DF関篤志「絶対に失点しないぞ、という気持ちが出てきた」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第64回は昨年度の日本一チーム、山梨学院(山梨)のCB関篤志選手(3年)です。昨年度の全国高校選手権ではCBのレギュラーとして全国制覇に貢献。その空中戦の強さなど対人プレーで堅守のチームを支えました。大会終了後、日本高校選抜候補にも選出された注目CBの選手権へかける意気込みとは?

―初戦は2失点からのスタートとなりました
「昨年は県大会で失点なかった。だから失点ゼロでいきたかったです」

―昨年と今年の違いは
「昨年の方が実力、勝負強さもあったと思う。でも自分たちの代も力があると思う。少し変わることができれば大きな変化になると思う。ディフェンスではCBの大黒は足が速いし、(昨年コンビを組んだ中田)ヒロくんと同じようにやれている。ただDF4人のところの連係が課題」

―選手権へ向けてチームが変わってきたと感じるところは?
「絶対に失点しないぞ、という気持ちが出てきた。昨年、泥臭くてもゴールさせないという3年生の姿を見て自分もがんばった。それを目指してきているけど、少しずつだけど近づいてきていると思う。ただし失点がまだ多い。得点は取れると思う。だから自分たちが耐えられるかだと思う」

―自分の考えている武器とは
「昨年の選手権は香川西戦で相手がロングボールをけってきたんですけど、あの試合でDFラインの上げ下げ、バックを早くすることで感覚的にできるようになった。あの試合で自信をつかめたと思います。自分の武器はヘディング。昨年、スタメンで起用されたとき、チームにヘディングで競れる選手がいなくて、これだけは絶対に負けないようにやってきた。今年もこだわってやってきて、自分なりの武器になった」

―最後の選手権になるが?
「自分は球際、ヘディングで負けないところを出していきたい。昨年はいい思いができたんで、最後自分たちが納得いく試合がしたい。もし負けることになっても全部出せれば悔いはない。全部出すこと」

―現時点、考えている将来について
「自分はできたらプロになりたいけど、それに近い選手を見てきて差を感じている。大学進学を考えています。サッカー選手以外なら体育教師と思っている」

(取材・文 吉田太郎)
【特設】高校選手権2010

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