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[選手権]チーム紹介:流通経済大柏

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流通経済大柏(千葉)
出場回数:3年ぶり3回目
監督:本田裕一郎
創部:1985年
最高成績:
優勝(07年度)
過去の主な成績:
全国高校総体優勝(08年)、同出場8回。全日本ユース選手権優勝(07年)、同出場5回
主なOB:
長谷川悠(山形)、三門雄大(新潟)、大前元紀(清水)ら

[チーム紹介]
 全国高校総体優勝の市立船橋を決勝で下すなど激戦区千葉を制した優勝候補の筆頭。「30人のエース」がいると評される選手層の厚さ。そのタレントたちがハードワークを厭わず、80分間走り続け相手を圧倒する。このハイプレッシャーを突破できるチームは現れるか。アルビレックス新潟加入内定のDF増田主将、名古屋グランパス加入内定のMF吉田の両雄に注目が集まるが、前線からGKまで激しいチーム内競争を勝ち抜いた実力者がズラリ。インターハイは主力にコンディション不良の選手が出たこともあり、3回戦で敗退したが、今回は頂点まで突っ走る。

【勝ち上がり】
[決勝]
1○0市立船橋
得点者:吉田
[決勝先発布陣]
4-5-1
     田宮

進藤   杉山   吉田
     
   古波津(2)富田

八角 増田  本橋 中西 

     緒方

[決勝戦評]
 “全国決勝でもおかしくない”と謳われた実力派対決は今年対市立船橋3戦全勝の流通経済大柏が制した。立ち上がりから圧倒的なプレッシャーでインターハイ王者を押し込んだ流経大柏はMF吉田、FW田宮がポスト直撃のシュートを放つなど決定機もつくる。中盤ではMF古波津、MF富田らが運動量で相手を凌駕。またCB増田主将とCB本橋のコンビらが市船橋にチャンスらしいチャンスをつくらせない。そして迎えた後半17分、田宮からのパスを受けた吉田が絶妙なコントロールでDFの背後をとり得意の左足で決勝ゴール。市船橋は最後まで食い下がったが逃げ切った流経大柏が1-0で勝った。
[準決勝]
1○0柏日体
得点者:田宮
前半10分、CB本橋のFKのこぼれ球をFW田宮が頭で押し込み先制。その1点を守った。
[準々決勝]
3○1船橋北
得点者:本橋、吉田、宮本
延長戦の末辛勝。1-1で突入した延長前半、MF吉田のPKと途中出場のFW宮本のゴールで突き放した。
[1回戦]
4○0千葉国際
得点者:増田、田宮2、富田

【注目選手】
●DF増田繁人(3年)
タレント軍団をひとつにまとめる闘将。189cmの長身を生かしたヘッドに責任感の強さを感じさせる守備。大会を代表するCB
●MF吉田眞紀人(3年)
抜群の得点力と突破力を誇るエース。左足から放たれる正確なシュート、FKがチームを3年ぶりVへ導く
●MF富田湧也(3年)
豊富な運動量でチームを支えるボランチ。シーズン当初は右SBも
●FW田宮諒(3年)
泥臭い動きで身体を張り、ゴールを陥れるフィニッシャー。
●MF進藤誠司(3年)
左の矢。献身的な姿勢でボールを追回し、貴重なゴールも
●DF本橋託人(3年)
無回転FK操るパワフルなCB。圧倒的なフィジカルで相手封殺
●MF古波津辰希(2年)
沖縄出身。流経大柏の生命線である中盤を驚異的な運動量で支える
●FW三渡洲舞人(3年)
父は高校サッカー界伝説の名手。183cmの大型FWは出場機会を得られれば結果を出す

【今季成績】
総体:全国16強
8○0莵道(京都)
MF吉田、FW宮本がそれぞれ2得点。またFW田宮、MF進藤、MF古波津、DF本橋のゴールで8発快勝
3○0国見(長崎)
名門を運動量で上回った。前半終了間際にMF吉田のアシストからFW田宮が先制。後半は吉田、MF石井が加点した。
1●2米子北(鳥取)
0-1の後半10分、MF吉田の左足FKで追いつくも終了直前に決勝点を献上
プリンスリーグ:関東2位
開幕戦で浦和ユースに敗れたがその後無敗で7勝3分1敗
全日本ユース選手権:8強
7○1滝川二
前半1分にMF富田のゴールで先制。FW吉田とMF高橋がそれぞれ2得点。FW田宮、FW宮本もゴール
1△1浦和ユース
圧倒的にボールを支配されたが後半34分に途中出場のMF高橋が先制ゴール。だがロスタイムに失点しドロー
0●1清水ユース
前半42分の失点を挽回できず
2○1市立船橋
千葉決戦は後半23分にMF吉田の左足FKで先制。追いつかれて延長戦へ持ち込まれたが途中出場のMF高橋が獲得したPKを吉田が決めて勝利
0●4広島ユース
序盤に主力DF中西が退場したことが響く。食い下がったが後半ロスタイムの連続失点で力尽きた

【応援メッセージ】

(構成 吉田太郎)
【特設】高校選手権2010

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