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[MOM376]西武台FW佐々木雅人(3年)_流れ引き寄せた豊富な活動量

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.31 全国高校選手権1回戦 西武台 3-0 香川西 埼玉]

 西武台(埼玉)にとっては前半は苦しい試合展開となったが、後半はFW佐々木雅人(3年)の大活躍で勝利を引き寄せた。

 前半から豊富な活動量を武器にピッチ狭しと動き回った佐々木は後半4分、FW清水慎太郎(3年)のポストプレーのこぼれ球を右足でゴールに押し込んだ。さらに佐々木は37分、PAで香川西GK今林宏憲(2年)と1対1の場面を作り、今林にPA内で倒されてPKを獲得した。

 2得点に絡む活躍を見せた佐々木は「清水が良いボールを落としてくれたので、あとはゴールに向かって蹴るだけだった。決まった瞬間すごく嬉しかった。あれでチームの気持ちが軽くなったと思う。あれ以降からみんなボールに行くようになって、落ち着いてボールを回せるようになったと思う」と1点目のゴールの喜びとその後好転した試合運びについて語った。また、3点目の清水のPKに繋がったドリブル突破に関しては「末松から浮き球の良いパスが来て、トラップでかわして1対1になれてGKをかわそうとしたら倒された。自分が決められたと思ったが、清水が決めてくれて良かった」と満足げ。2回戦の九州国際大付(福岡)戦もこの日と同じ埼玉スタジアム2002で開催される。「埼玉県内で埼玉県の高校が負けちゃいけない」。92年度の武南を最後に埼玉県勢は4強へ進出していないが、今回は佐々木と西武台イレブンが大会を沸かせる。

(取材・文 小林健志)
(写真協力 『高校サッカー年鑑』)
【特設】高校選手権2010

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