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[MOM380]九州国際大付FW田口光樹(2年)_永井謙佑を継ぐ男、32分間でハット達成!

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.31 全国高校選手権1回戦 秋田商 0-4 九州国際大付 埼玉]

 前半は秋田商(秋田)の粘り強い守りに苦しんでいた九州国際大付(福岡)であったが、彼の投入で流れは一変。ハットトリックを達成した九州国際大FW田口光樹(2年)が文句なしのマン・オブ・ザ・マッチである。

 田口はスコアレスで迎えた後半8分に投入され、2分後の10分にFW木下篤海(3年)のシュートを秋田商GK伊東計史(2年)が弾いたところを右足で押し込んで先制。さらに1分後にはゴール前での混戦からまたも右足でシュートを決めて2点差とした。わずか4分間で試合を決定づける大仕事をやってのけた。

 さらに試合終了間際の40分には竹本のクロスを落ち着いて右足でゴールに流し込み、見事ハットトリックを達成。出場32分間でのハットトリックという偉業を成し遂げた田口は「1点目は味方の(木下)篤海君のシュートのこぼれであとは流し込むだけ。2点目は(中河)周人君のトラップした後、横取りのような形でシュートを打ったら入った。3点目は前を向いたらフリーだったので、コースに流しこむように打った」と全3得点を笑顔で振り返った。

 憧れの先輩は名古屋グランパス加入が決定している福岡大FW永井謙佑(4年)だ。「まだまだ永井先輩は目標なので、次の試合もどんどんゴールを決めるように頑張りたい」と田口は力強く語った。U-21日本代表として出場した第16回アジア競技大会で得点王を獲得するなど将来を期待されるストライカーの巣立った高校で、またもや素晴らしいストライカーが育ちつつある。

(取材・文 小林健志)
(写真協力 『高校サッカー年鑑』)
【特設】高校選手権2010

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