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[CL]昨季の決勝カードはバイエルンが先勝、長友は出場ならず

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 日本代表SB長友佑都がレンタル移籍した昨季の欧州CL王者インテル(イタリア)は23日、ホームで行われた同1回戦第1戦で昨季の決勝の相手であるバイエルン(ドイツ)と対戦。終了間際にバイエルンFWマリオ・ゴメスにゴールを奪われ、0-1で第1戦を落とした。

 日本人として中村俊輔(セルティック)、本田圭佑(CSKAモスクワ)、内田篤人(シャルケ04)に続く史上4人目の欧州CL決勝トーナメント出場を期待された長友だったがこの日はベンチスタート。左SBには国内リーグで長期の出場停止となっていたクリスティアン・キブが入った。(※先発メンバー)

 試合は前半22分、最初にインテルが決定機を作る。FWサミュエル・エトーの突破から最後はMFエステバン・カンビアッソが厳しい角度からシュートを放ったが、これはバイエルンGKトーマス・クラフトに阻まれた。

 対するバイエルンは直後の前半24分、右サイドのFWアリエン・ロッベンがゴール前に上げたクロスをMFフランク・リベリがヘッド。ボールは惜しくもクロスバーを叩いた。さらに後半8分、ロッベンのミドルシュートがポストに直撃するなど、アウェーのバイエルンがインテル・ゴールを脅かした。

 インテルは後半28分にCBアンドレア・ラノッキアが負傷。左SBのキブを中央に移し、長友の投入が期待されたが、レオナルド監督はMFフシン・ハルヤを投入。中盤のハビエル・サネッティを左SBに移したため、長友の出場は叶わなかった。

 終盤に入るとインテルは勝利を目指して猛攻を開始。後半42分にはエトーのシュートがDFに当たり、ゴール脇に逸れる惜しい場面もあった。しかし、ネットを揺らしたのはバイエルンだった。右サイドでボールを受けたロッベンが中央に切り込み、左足で強烈なミドルシュート。GKジュリオ・セーザルがこれをファンブルすると、ゴメスが抜け目なく詰めて値千金の決勝弾を挙げた。

 第2戦は来月15日、バイエルンが有利な状況でアリアンツ・アレーナにインテルを迎え撃つことになる。

[写真]勝利を収めたバイエルン

欧州CL10-11特集
(文 宝田雅樹)

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