beacon

[Y☆voice87]日本高校選抜FW樋口寛規(滝川二)「やるなら例え難しいことでも『絶対にやる』と思うことが大事」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第87回(11年日本高校選抜編最終回)はFW樋口寛規選手(滝川二高)です。
 高校選手権では得点王を獲得し、チームは日本一。そして樋口選手は清水エスパルス入りを勝ち取りました。この冬、全国の高校生たちが夢見ていたことをやってのけた樋口選手。高校3年間、そして将来をどのように考えているのか?(取材日:3月5日)

―高校3年間を振り返って
「最後、終わり方が良かったんで3年間は良かったと思います。いろいろな経験できたし、2年の時とか全国に出られなかったけれど、そういうのを含めていい経験になったと思います」

―選手権は最高の結果になった
「ボク自身、小学校の頃から高校サッカーとか見てきて、ずっと勝ちたいなと思ってやっていたし、2年の時は全国に出れなくて苦しい時もあったんですけど、下向くんじゃなくて『いつか絶対に優勝してやる』と気持ちは忘れずにやってきた。優勝した瞬間は素直にうれしかったですね」

―滝二の選手の中には「優勝は無理やろ」と思っている選手も多い中、樋口君は違った
「負けるとかそういう気持ちは好きじゃない。やるなら例え難しいことでも『絶対にやる』と思うことが大事だと思っている。やっぱり、それが高い目標でも意識してやらないかんなぁと思っている。ボク的には『絶対にやってやる』というつもりでしたね」

―夢をかなえて、新しいステージにいく
「プロになるということが小ちゃい頃からの夢でしたし、なれてうれしいですけど、なっただけじゃ意味がない。新しいスタートやと思うし、まだまだプロの世界では通用しない部分とかもいろいろ感じる。プロは全てのスピードが速い。プレッシャーとか判断、パス回し、ゲームの中の全てのスピードとかが今までと違う。プレッシャーも速さと激しさとかそういうところのプレーの差を一番感じているので、速い中で高い質出していかなアカンとか、まだまだやらないかんところがあると思います」

―どの部分でアピールを
「ボクはFWなんで、点取るところがよさと思っている。そこは常に意識して。でも一番(大事なところは)はアシストも含めて点に絡むところ。そして技術ない分、守備から頑張るところだったり、チームが勝つためにプレーできる選手になりたい」

―高校選抜では10番を背負っています。海外への目標は
「海外とか試合するのは初めてなんで、すごく楽しみな部分がある。やっぱりやるからには海外のチームとかには負けたくない。そこでいい結果がチームとしても、個人としても出せるようにやっていきたいです」

(取材・文 吉田太郎)
連載:
「Youth star voice」

TOP