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[被災地に希望を ベガルタ戦士の誓い]vol.6_MF菅井直樹

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 東日本大震災による被害を受けたベガルタ仙台は4日から千葉・市原市内でキャンプをスタートさせた。ゲキサカでは今回、仙台イレブンの想いを取材。第6回は、山形出身で今季から仙台の最古参選手となったMF菅井直樹です。チームの屋台骨を支える不動の右サイドバックは、強い精神力を披露してピッチを駆け回ることを誓った。

以下、一問一答

―キャンプスタート。しばらく体を動かせなかったと思いますが、コンディションは?
「そうですね、悪くはないんですけど、良くもないですね……」

―改めてここからJ再開に向けて動き出します。難しい心境だと思いますが。
「やっぱり、これが仕事なんで、プロの責任をきちんと果たすように努力していきたいと思う」

―震災のときはどういう状況だったのでしょうか?
「普通に、プライベートで外に出ていて、その時の出来事だったんです。すぐに家に帰れる状況でもなかったし、混乱した中で、外で生活してました。家はモノが倒れて、ほとんどのものが壊れましたね」

―地元で練習できないのはつらいと思いますが、今回のキャンプのテーマはどう考えていますか?
「またみんなで再出発して、チームが一つになることですね。これが大事だと思います」

―被災者の方も仙台の活躍を期待していると思います。今後の目標は?
「いろいろ注目が集まると思いますけど、今できることをしっかりやって、サッカーを応援してくれる人たちに勇気を与えられるチームになることですね」

―菅井選手はどういうプレーで勇気づけたいと考えていますか?
「あきらめないプレーをして、それが少しでも励みになってくれたらいいなと思いますね。個人的な目標? 数字とかはあえて言わないです」

―最後に被災地の方へメッセージをお願いします。
「大変だと思いますが、ぼくらも頑張りますので、一緒に頑張っていきましょう」

(取材・文 近藤安弘)

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