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[CL]レアルが4発大勝、10人のトッテナムを粉砕

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 欧州CLは5日、各地で準々決勝の第1戦が行われ、サンティアゴ・ベルナベウではR・マドリー(スペイン)とトッテナム(イングランド)が対戦。ホームのR・マドリーが4-0の大勝を収めた。

 R・マドリーはコンディション不良が懸念されていたFWクリスティアーノ・ロナウド、左SBマルセロ、そしてMFアンヘル・ディ・マリアが先発出場。一方でFWカリム・ベンゼマがハムストリングの負傷で欠場したため、FWエマニュエル・アデバヨルが代役を務めた。

 一方のトッテナムは左MFガレス・ベイルがハムストリングの負傷から復帰。欠場を予想されたCBウィリアム・ガラスも大一番に間に合ったが、右SBアラン・ハットン、CBレドリー・キング、そしてCBジョナサン・ウッドゲートと守備陣に多くの離脱者を出す苦しい布陣で試合に臨んだ。
メンバー表

 試合は前半5分、R・マドリーがいきなり先制する。MFメスト・エジルの上げたクロスをアデバヨルが頭で捉え、先発起用に応えた。

 1点のビハインドを負ったトッテナムだが、前半15分にはさらなるピンチに陥る。マルセロに対するファウルでFWピーター・クラウチがこの日2度目の警告を受けて退場。10人での戦いを強いられることになった。

 その後はR・マドリーのペースで試合が推移していくが、なかなかゴールは生まれない。トッテナムもベイルが独力で打開を試みるが、同点ゴールには結び付かなかった。

 じりじりとした展開が続く中、後半12分にR・マドリーにようやく追加点が生まれる。C・ロナウドのCKからマルセロがクロスを入れると、再びアデバヨルがヘディングシュートでネットを揺らし、リードを2点に広げた。

 押せ押せムードのR・マドリーは後半27分にもMFアンヘル・ディ・マリアのミドルシュートで3点目を挙げると、先日の国内リーグで復帰したばかりのFWゴンサロ・イグアイン、そしてMFカカと攻撃的な選手を次々と投入。最後は終了間際にカカのアシストからC・ロナウドが駄目押しの4点目を挙げて、圧勝で第1戦を制した。

 13日にトッテナム・ホームで行われる第2戦、R・マドリーは3点差以内の敗戦に抑えれば、8季ぶりの準決勝進出が決まる。

[写真]駄目押しゴールを決めたC・ロナウド

(文 宝田雅樹)

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