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[CL]エルナンデス&パク弾、マンUがチェルシー振り切る

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 欧州CL準々決勝は12日、オールド・トラフォードでマンチェスター・U対チェルシーのイングランド勢同士の第2戦が行われ、ホームのマンチェスター・Uが2-1の勝利を収めた。この結果、2戦合計3-1でマンチェスター・Uが準決勝進出を決めている。

 マンチェスター・Uは右SBのラファエウ・ダ・シウバが負傷中。ハムストリングから復帰したジョン・オシェイが代役を務めることになった。また、ウィルス性疾患で欠場したMFダレン・フレッチャーの代役にはパク・チソンが起用されている。

 一方、アウェーの第2戦で勝利に2点が必要なチェルシーはFWニコラ・アネルカの相棒にFWフェルナンド・トーレスを起用。FWディディエ・ドログバはベンチから戦況を見守ることになった。
メンバー表

 試合は前半43分、マンチェスター・Uに先制点が生まれる。第1戦でも決勝点をアシストしていたMFライアン・ギグスがPA内に切り込んでゴール前にパス。FWハビエル・エルナンデスがこれに合わせ、2戦合計2-0とリードを広げた。

 逆転にはアウェー・ゴールが2発必要なチェルシーは後半に入るとF・トーレスを下げてドログバを投入。しかし後半25分、MFラミレスがマンチェスター・UのMFナニに犯したファウルがこの日2度目の警告となり退場。さらに苦しい状況へと追い込まれた。

 それでも勝利への執念を見せるチェルシーはその7分後、MFマイケル・エッシェンのスルーパスに抜け出したドログバが起用に応えるゴールを決めて2戦合計2-1と迫った。

 アウェー・ゴールのルールにより、仮に逆転ゴールを奪われれば敗退となってしまうマンチェスター・Uを救ったのはこの日先発起用されたパク・チソンだった。失点直後、ギグスの絶妙なスルーパスに抜け出すと冷静にネットを揺らし、チェルシーの希望を即座に挫くゴールを奪って見せた。

 その後はマンチェスター・Uが10人のチェルシー相手にきっちりと守り、逃げ切りに成功。2季ぶりの準決勝進出を果たしている。一方、最近7大会で5度の準決勝進出と、ベスト4の常連になっていたチェルシーだったが、2季連続で4強入りを逃すことになってしまった。

[写真]ゴールを決めたエルナンデス(14番)とパク・チソン(13番)の両選手

(文 宝田雅樹)

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