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[Y☆voice116]浦和ユースMF矢島慎也「PA付近の攻撃で負けないこと」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第116回は浦和レッズユースの10年U-16日本代表候補MF矢島慎也選手です。
 
 相手の逆を突くドリブルと味方選手を自在に操るパスで決定機をつくり出す注目の10番。トップチームの鹿児島・指宿キャンプにも参加したMFが現在考えている武器、課題とは?(取材日:5月8日)

―静岡学園戦は4-0で勝利。先制点を決め、4点目をアシストした
「前半は先制点を取ることできて自分でもいい崩しができた。ゴールはいいパスが来たんで。みんなで決めたゴール。みんなでパスして、動いてイメージの共有ができた。後半は個人的にバテてしまうというか、もっと体力をつけないといけない」

―今年の浦和ユースは
「今年は昨年みたいにワイドを個で(突破)できる選手はいない。でも自分たちで声を出して問題を解決するのは今年の方が上。(きょう対戦した)静学は個々で突破してきて、ロングボールも入れてくる。だからコンパクトにやるというところは自分たちでできていた」

―ここまで3勝1分1敗という成績については
「きょう勝ったのでいい数字になった。どのチームにも自分たちのスタイルで圧倒するサッカーをみんなしたいと思う。パスつないで崩すのが自分たちのサッカー」

―自分自身の考えている武器とは
「自分の武器はPA付近の攻撃で負けないこと。自分はここで負けちゃいけない。まだ波があるので、どの試合でもどの時間帯でも『好調』というようにしていきたい。課題はシュート。あと後ろ向きにボールを持ったときに判断が遅いこと」

―ドリブルも特長のひとつ
「スピードはあまりないので逆をつくドリブルが好き。好きな選手はフィーゴです。これ言いたかったんですよ! フィーゴはシザースとか織り交ぜながらやっている。あとクロスの精度も高いじゃないですか。バッジョとかも好きですね。ワールドカップでバッジオが決めた3人抜きのドリブルシュートなんか本当すごい。今年のチームはみんなヨーロッパの映像とか見ている。だからボクも見るようになって。(幼い頃に見ているが)サッカーを分かり始めてから見ると、また印象が変わった。自分も選択肢の幅とかもっと引き出し増やしたプレーがしたい。きょうは引っかかってしまったけど、自分も1回完全に相手の逆を取ることができた。自分も頭で(考えて)抜くドリブルを目指してます」

―今年の目標はトップ昇格
「指宿合宿に参加させてもらったんですけど、スピード、寄せ、速さ、フィジカルも全然違いました。目標はプロ昇格。そこを目指して意識してやらないと難しい。今に満足せずにもっと上を目指したい」

(取材・文 吉田太郎)
連載:
「Youth star voice」)

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