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関塚監督の前でU-22代表・東が決勝点!!大宮が今季2勝目

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[5.14 J1第11節 山形0-1大宮 NDスタ]

 U-22日本代表MF東慶悟が同代表の関塚隆監督の前で決勝点を決め、大宮アルディージャが山形に1-0の勝利を収めた。
 
 4-4-2システムを採用してきたが、ここ2戦連続でドローと勝ちのない大宮は、開幕戦の鹿島戦(3-0)以来となる4-2-3-1にシステムを変更した。GKは北野貴之、DFラインは右から渡部大輔、深谷友基、金英權、村上和弘。ダブルボランチは青木拓矢と上田康太が入り、2列目は右から藤本主税、東、ラファエル、1トップを李天秀が務めた。

 立ち上がりから相手ゴールへ襲い掛かった。前半2分、上田の右CKに深谷が頭で合わせてゴールネットを揺らすが、ファウルを取られてノーゴールの判定。得点にはならなかったが、その後もチャンスをつくる。そして同29分、村上のパスに抜け出した藤本がPA内へ進入。中央の李へつなぎ、最後は東が右足グラウンダーのシュートを決めた。試合後のテレビインタビューで東が「主税さんがよく動いてくれて、天秀さんが落としてくれたので」と話したとおり、前線で3選手が絡んでの見事なゴールとなった。

 後半に入ると、山形がロングボール主体のサッカーで押し込みにかかってきたが、深谷と金の両CBが奮闘。ピンチの場面も相手のボールをことごとく跳ね返した。後半16分には村上に代わり、DF坪内秀介、同23分には藤本に代わって、MF渡邉大剛を入れて、1点を守りにかかる。同35分には最後の交代枠を使い、李に代わって、FW石原直樹を入れて守備を固めた。そのまま試合は終了し、前半の1点を守りきった大宮が3試合ぶりの勝利を収めた。

 今試合にはU-22代表の関塚監督が視察に訪れていたが、試合後のテレビインタビューで東は「(関塚)監督が来ているのは知らなかったです。代表は二の次なので、まずは勝てて良かった。チームが勝ったことが嬉しい」とまずは3試合ぶりの勝利を喜んだ。また、鈴木淳監督は「後半、山形さんの長いボールに競り勝って、ボールを奪えたことが勝因だったと思う」と試合を振り返った。

(文 片岡涼)

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