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山形は初先発の廣瀬が奮闘も、大宮に敗れてホーム初黒星

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[5.14 J1第11節 山形0-1大宮 NDスタ]

 モンテディオ山形は大宮に0-1で敗れた。これまでホームでは1勝1分と負けなしの状況だったが、今季初のホームでの黒星を喫した。前節の磐田戦(0-4)に続き、これで2連敗となった。

 大敗した磐田戦からメンバーを入れ替え、攻撃陣は2列目右にFW廣瀬智靖、守備陣ではCBにDF西河翔吾とともに今季初先発となる選手を起用した。

 前半は山形がチャンスをつくった。前半7分にはFW宮沢克行の縦パスに抜け出したFW長谷川悠がPA左からシュートを狙ったが枠を外れた。同14分には相手のスローインをMF佐藤健太郎がカット。細かくつなぎ、最後はDF小林亮が右足でシュートを打ったがGKに阻まれた。チャンスをつくるも1点が奪えず、同29分には痛恨の失点。それが決勝点となり、0-1で敗れた。

 また、今季初めて先発に起用された廣瀬は90分間のフル出場を果たし、チーム最多の3本のシュートを放ったが、得点を挙げることはできなかった。前半24分には左クロスに飛び込み、ヘディングシュートを放つも枠を外れた。同26分には右足でミドルシュートを狙ったがクロスバー上方へ外れた。同36分にはPA手前中央から左足でシュートを放ったが、これはクロスバーを叩いた。後半にはロングボール中心の攻撃を展開したが、相手DFに阻まれてシュートまで持ち込むことができず、そのまま試合は終了した。

 試合後のテレビインタビューで小林伸二監督は廣瀬について「思い切りが良かったし、何よりも90分間集中して戦ってくれた」とその働きを称えた。しかし、一方でチームについては「後半、シュートもなく、クロスも上がらずに相手に奪われるというストレスを感じていた。そこのところを改善していかないといけない。この5月を負け越すわけにはいかない」と厳しい口調で語っていた。

(文 片岡涼)

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