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横浜FMは初出場の青山が移籍後初ゴールも、ロスタイムに追いつかれドロー

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[6.5 ナビスコ杯1回戦第1戦 横浜FM1-1神戸 ニッパ球]

 横浜F・マリノスは終了間際のロスタイムに追いつかれ、ホームでヴィッセル神戸と1-1で引き分けた。今季清水から加入したDF青山直晃が今季公式戦初出場。移籍後初ゴールとなる先制点を決めたものの、逃げ切ることはできなかった。

 横浜FMは日本代表で不在のDF栗原勇蔵に代わって、青山が今季公式戦初出場初先発。また左SBではDF金井貢史が今季公式戦初出場を果たした。前半を0-0で折り返し、後半からは右大腿部筋損傷で離脱していたFW小野裕二が5月14日の広島戦(2-3)以来、公式戦3試合ぶりの出場。そして後半29分、待望のゴールが生まれた。途中出場のMF狩野健太の左CKに青山が合わせ、先制点。この1点を守りきりたいところだったが、終了間際のロスタイムにまさかの展開が待っていた。

 後半ロスタイム3分、自陣内の左サイドでFWホジェリーニョにボールを奪われると、そのままシュートまで持ち込まれ、土壇場で同点に追いつかれてしまった。そのまま試合は終了し、1-1で引き分けた。

 引き分けに終わったものの、クラブによると木村和司監督は「冷静に考えれば、このナビスコ杯に関しては1試合目、前半戦が終わったということ。7月の連戦の中でのアウェー戦を考えれば、余裕を持って迎えられればというのが本音ではあるが、切り替えて次に向かうしかない」と前を向いた。また、初先発でゴールを決めた青山について「いいでしょう。点も取ったし。またオプションが増えた。いろいろな選択肢が増えた。チーム力が上がるというのはいいこと」と褒め称えた。

 一方、神戸は敵地での第1戦を引き分けに終え、貴重なアウェーゴールも手にした。クラブによると加入後初ゴールを決めたホジェリーニョは「きれいなゴールではなかったと思いますが、大事なゴールだった。あの時間帯で中に切れ込んでシュートを打つことを試していましたが、なかなか入ることがありませんでした。みんなが頑張ってくれたおかげで最後にあのようなゴールが生まれたと思う」と同点弾を振り返った。

(文 片岡涼)
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