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山形、“待望の”先制点で今季2勝目

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[6・18 J1第16節 山形2-0神戸 NDスタ]

 開幕10試合でリーグ最少の6得点だったモンテディオ山形。最近6試合で2得点と“ゴール欠乏症”に陥っていたが、5月3日の柏戦以来、今季2回目となる先制ゴールをしっかりと勝利へ結びつけた。

 左太腿痛のFW長谷川悠、右大腿二頭筋肉離れのMF古橋達弥ら主力アタッカーが不在という苦しいチーム事情の中、前節から先発復帰しているFW大久保哲哉が結果を出した。後半8分、右サイドからMF廣瀬智靖からのパスを身体を使って必死にキープすると、190cmの背番号18は反転しながら左足シュート。渾身の一撃はDFに当たってコースが変わり、そのままゴール右隅へと吸い込まれた。

 大久保の2試合連続ゴールで柏戦以来となるリードを奪う展開とした山形は、主導権を譲らずにシュート数15対3と神戸を圧倒。そして1-0の後半38分、MF太田徹郎からのパスを左サイドで受けたMF伊東俊が中央へ切り込んでからの右足シュートをねじ込んで勝敗の行方を決定付けた。

 これまではリードを奪うことができないまま先に失点し、ズルズルと敗戦。勝利することができていなかった。だが、“待望の”先制点を活かして今季2勝目。小林伸二監督は試合後のインタビューで「結果が出なかったが、この勝利は大きい」。また大久保は「何とかここから連勝していきたい」と意気込んでいた。

(文 吉田太郎)

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