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栗原の先制ゴールがクラブ通算1000得点!!横浜FMが連勝飾り2位浮上

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[6.26 J1第18節 山形0-2横浜FM NDスタ]

 横浜F・マリノスは日本代表DF栗原勇蔵のクラブ通算1000得点目となるメモリアルゴールで先制すると、終了間際のロスタイムにはFW渡邉千真が追加点を決め、山形に2-0で勝利した。前節の新潟戦(1-0)に続く連勝を飾り、5位から一気に2位へ浮上した。

 前半44分、DF金井貢史の左クロスに飛び込んだのは栗原だった。DF2枚に挟まれながらも圧倒的な滞空時間で競り勝つと、高い打点から頭でシュートを叩き込んだ。93年のJリーグ開幕からの通算1000得点目が先制点。試合後のテレビインタビューで栗原は「今までのマリノスの先輩たちの積み重ねてきてくれたゴールが999点だった。自分が1000点目を取れてよかったと思う」と話した。その後もメモリアルゴールで先制した横浜FMが試合の主導権を握った。

 MF中村俊輔が負傷離脱中だが、前節に続き先発したMF長谷川アーリアジャスールが奮闘。果敢にミドルシュートも狙うなど相手ゴールを脅かした。そして後半終了間際のロスタイム4分には渡邉が追加点。DFキム・クナンのパスを受けるとPA内左から左足でグラウンダーのシュート。自身今季4得点目のゴールで試合を決定づけた。そのまま試合は終了し、2-0で勝利した。

 試合後、木村和司監督は「2点目が遅かった。早い時間に2点目を取れればもっといいリズムだった」と厳しい口調で話しながらも「先制点を取れたことは良かった」と試合を振り返った。過密日程の5連戦を3勝2敗で終えて、ついに2位へ浮上を果たした。栗原は次節の川崎F戦へ向けて「連戦を勝ち越せたことは良かった。次はダービーだし盛り上がると思うのでしっかり勝ちたい」と意気込んだ。

(文 片岡涼)

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