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広島は3戦ぶりの無失点も決定打欠き、スコアレスドロー

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[7.18 J1第5節 広島0-0福岡 広島ビ]

 サンフレッチェ広島は最下位の福岡と対戦し、0-0のスコアレスドローに終わった。連敗は2でストップしたものの、これで3戦勝ちなし(1分2敗)と白星から遠ざかっている。

 右ひざ治療のため前節・柏戦(1-3)で不在だったペトロヴィッチ監督は今節から復帰予定だったが、回復が遅れたため横内昭展コーチが指揮を執った。

 試合を終えてみれば相手の9本の倍にあたる18本のシュートを放ったが、決定的な場面は少なかった。開始直後からMFミキッチの右クロスにFW佐藤寿人が飛び込むがシュートはクロスバー上方へ外れた。同21分にはMFムジリがミドルシュートを放つが、枠を捉えることはできない。同39分にはPA外右でムジリがボールキープ。横パスを受けたMF森崎浩司が左足で狙ったが、わずかにポスト右へ外れた。前半を0-0で折り返した。

 後半も果敢に攻め込んでいったが、1点が遠かった。試合後のテレビインタビューで横内コーチが「最後のところで精度が落ちた」と悔やんだように、ラストプレーの精度を欠き、ゴールネットを揺らすことができない。後半15分にはムジリがDF2人を突き放してシュートを放つも、佐藤寿に当たってしまい、オフサイド。同25分にはミキッチのスルーパスに佐藤寿が抜け出し、シュートを狙ったが、これも枠を外れた。結局、得点は生まれないまま0-0で試合終了。勝ち点1を分け合った。

 これで3戦勝ちなし(1分2敗)となったが、ここ2試合で6失点を喫していた守備陣は奮闘をみせ、3戦ぶりの無失点に押さえ込んだ。横内コーチも「ここ2戦、失点が多かったが、ゼロで終えたのはプラス材料」と前を向く。次節は11戦無敗と好調を維持する名古屋との一戦となるが、攻守ともに噛み合い、4戦ぶりの勝ち点3を奪いたい。

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