beacon

[Y☆voice126]F東京U-18MF野沢英之「自分がいると違うと言われるくらいやりたい」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第126回目はFC東京U-18のU-17W杯日本代表MF野澤英之選手です。
 U-17W杯では2試合に先発した期待のパサー。正確な技術で流れを変えるMFは世界舞台で得た経験を今後どのようにつなげていくつもりなのか?(取材日7月10日)

―三菱養和戦は0-0で引き分け
「(チームの状態が良くないという)結果はメキシコでも聞いていて、点が取れていない。ただ、きょうもゼロだったけれどチャンスはつくれている。1点取れば守れるチームなのでまずは1点を取ること」

―自分の役割は
「中盤のパス回しのところで顔を出していくこと。きょうも前半は顔を出すことができて、スルーパスもいい形で出せた。でも後半は体力不足でボールを触れず、チャンスにも絡めなかった。縦パスが入らずに横パスを回しているだけになってしまった。自分がいると違うと言われるくらいやりたい。この夏は体力と守備が課題です」

―改めて自分の武器とは
「自分は個の打開力やシュートはまだないけれど、パスを受けてはたくと言うところは得意。チャンスを演出したい」

―W杯を振り返ると
「ジャマイカ戦は自分の持ち味は出せたけれど、守備の部分。相手の身体が強くて、そこで頑張れなくてやられてしまった。アルゼンチン戦でもう一度チャンスをもらったけれど、『やってやろう』という気持ちが空回りしてしまった。(レギュラーとして貢献できず)悔しかった」

―W杯で学んだことは
「最後のところで頑張れるか頑張れないかで負けたと思う。ブラジルに負けて、自分はもっと上を目指してみたいと思った。これまでは考えが甘くて『これくらいで大丈夫だ』と思っていた。これでは全然通用しない。帰国してからは家でも筋トレするようにしたし、サッカーのために一生懸命やるようにしたい」

(取材・文 吉田太郎)

▽関連リンク
連載:「Youth star voice」

TOP