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[Y☆voice128]東京VユースFW高木大輔「アルゼンチン戦のゴールが自分のスタートになった」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第128回目は東京ヴェルディユースのU-17W杯日本代表FW高木大輔選手です。
 14歳でJ2のベンチ入りを果たし、1学年上の世代のU-17日本代表として世界も経験。アルゼンチン戦でゴールも記録した点取り屋です。小学生時代から注目される中で常に結果を出してきたFWの現在の目標、課題とは?(取材日7月16日)

―三菱養和戦(16日)は4-0で勝利
「満足は全然していない。点を取れないし、アシストもしていない。守備ばかりしていた。守備ばかりになっているのには原因があって、それはミスをしているから、ボールを失っているから。このあとのクラセンは全国だし、もっと厳しい試合になる。一つひとつの精度を高めていかないといけない」

―納得いかない原因はゴール?
「ゴールがないのが納得いかない。シュートチャンスはあった。タイミングが悪い。自分だけのタイミングをつかまないといけないと思います」

―メキシコからの帰国直後は体調が良くなかったようだが
「身体がキツいのはあるけど、それは言ってられない。スタメンで出してもらっているのに関わらず結果が出ていない。成長していないです。(全国リーグ前節の)尚志戦で出た反省を活かせていないのはもったいない。次はクラセン。もっとコンディションを上げていきたい。できなかったことを修正して点取ることに貪欲になりたい」

―U-17W杯で世界を経験した
「世界で自分を考え直した。これまで(国内では)スピードで何とかなったところがあったけれど、世界ではテクニック、スピードが通用しない。世界で通用する点の取り方を身に着けること。右足、左足、クロスからのヘッド、スペース抜け出すときのトラップとか。自分はまだこれから。ゴール前でどう勝負するのかこだわっていきたい」

―アルゼンチン戦でゴール
「あのゴールはああいうところにいたのは自分としてはよかった。点を決めることができたのはよかったし、自分にとってのスタートになった。あのゴールを決めたことでこれから自信を持ってやれる」

―SBやボランチとして呼ばれてきたが最後にFWとしての評価を勝ち取った
「SB、ボランチでもダメ。それでも(吉武)監督は呼び続けてくれた。FWとして恩返しできたと思う」

―お兄さんたちがJ、世界舞台へ羽ばたいているが、自分自身の将来については
「世界やプロは夢。でも今はユースの試合全てで点を取ること。ユースで全タイトルを取りたい。トップチームにも2種登録されていて川勝さんに期待してもらっている。期待を裏切りたくない。上で信頼されて点を取れるように。目標に貪欲にチャレンジする」

(取材・文 吉田太郎)

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連載:「Youth star voice」

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