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福岡は山形に零封負け、最下位脱出ならず

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[7.24 J1第6節 福岡0-2山形 レベスタ]

 18位アビスパ福岡は17位・山形に0-2で敗れ、最下位脱出はならなかった。ここ2戦では1勝1分と調子を上げていたが、3戦ぶりの黒星を喫した。2戦連続で無得点と攻撃陣が沈黙している。

 福岡は、ここ3試合と同じメンバーで試合に臨んだ。前半14分、FW城後寿のパスを受けたMF松浦拓弥が右足でシュートを放ったが、GKに止められた。その後は山形のシンプルな攻撃を前に押し込まれる時間が続き、なかなか攻撃の形をつくることができない。中盤でボールを失う場面も続くと、カウンターからピンチも招いた。そして前半30分に失点。左サイドから崩されて、最後はMF秋葉勝にシュートを許した。

 1点ビハインドで迎えた後半、なんとか1点を返そうと攻めにかかる。後半9分にはロングボールを城後が競り合い、こぼれを拾ったFW成岡翔がPA内左からシュートを放ったが、サイドネットへ外れた。同15分には左サイドからDF和田拓三がロングスロー。城後からのボールを最後はMF田中佑昌が左足で狙ったが枠を外れた。1点が奪えずに時間が過ぎると、後半27分には左CKからのセットプレーで失点し、2点差に突き放された。

 失点直後に城後に代え、FW高橋泰を投入。前線にフレッシュな選手を送り、ゴールを目指すが1点が遠く。そのまま試合は終了し、0-2での敗戦となった。

 試合後のテレビインタビューで篠田善之監督は「先制点を早い時間に与えたことで山形の守備を堅くしてしまった」と悔やみ、「この負けは我々にとって痛い負けだが、下を向いている暇はない」と唇を噛みながら話した。

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