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[MOM453]桐蔭学園FW市村一貴(3年)_背番号6のエースが“大会最速ゴール”

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平成23年度全国高校総合体育大会「2011熱戦再来 北東北総体」サッカー競技(秋田)
[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[7・28 全国高校総体1回戦 桐蔭学園2-1瀬戸内 八橋運動公園]

 今大会の第1号ゴールは桐蔭学園(神奈川2)の背番号6の右足から生まれた。前半開始わずか20秒、桐蔭学園は相手を押し込むと、混戦から左サイドでボールを持ったFW市村一貴(3年)が右足を振りぬく。「いいところにこぼれてきた。流し込むだけでした」と市村。ゴールまでの角度のほとんどない、難しいシュートだったが「『絶対に決める』と思って蹴ったので。うれしかったです」と気持ちを込めて決めたゴールを笑顔で喜んでいた。

 この日の午前10時に始まった第1試合の中でもダントツに早い“大会最速”ゴール。大会開幕から20秒後に決まった一撃が桐蔭学園に試合の流れを傾け、これが勝利へつながった。

 元々中盤右サイドの選手でSBの経験もあるという市村。やや珍しい背番号6のFWだが、「自分の武器はFWとしてもDFとしてもいろいろなことができるところ。それを活かして勝利に貢献したい」と万能性を武器に戦うことを誓っている。この日は前線で起点となり、そのスピードを活かしてチャンスメークもした。ただし「チャンスがあったのに3点目を取れなかったことは課題。自分もチームもまだまだできる。自分としてはミスが多かったので、もっともっと得点に絡むことをやっていかないといけない」と反省も忘れなかった。次戦は王者・市立船橋戦。背番号6のエースは「桐蔭学園の最高はベスト4。それを越えて優勝すること。まずは市船戦をしっかり勝ちたい」と王者撃破を誓っていた。

(取材・文 吉田太郎)

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