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広島は李の3戦ぶりゴールでドロー、連敗を2でストップ

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[8.24 J1第23節 浦和1-1広島 埼玉]

 サンフレッチェ広島は浦和に先制されるもFW李忠成の3試合ぶりのゴールで追いつき、1-1で引き分けた。ここ2試合連続で無得点、2戦合計5失点と不調が続いていたが連敗を2でストップ。チームにとっても3戦ぶりの得点で、勝ち点1を手に入れた。

 広島は頭部の負傷から前節の鹿島戦(0-2)で約3ヵ月半ぶりに復帰したDF水本裕貴が2戦連続で先発出場。また前節で腰を痛め、ハーフタイムに交代したため、今節の欠場が心配されていたDF森崎和幸が回復をみせ、先発入りを果たした。また前節では体調不良でメンバーを外れた李はベンチからのスタートとなった。

 後半から2戦ぶりの出場となったエースFW李が仕事を果たした。後半9分にFW原口元気にゴールを決められ、先制を許した。なんとか同点に追いつこうと同12分にはMF森崎浩司がミドルシュートを放ったがクロスバーを叩いた。1点が奪えない。それでも直後の後半13分、森崎浩のパスに抜け出したMFミキッチが右クロス。ファーサイドで後ろから走り込んだ李がMF山田暢久に競り勝ち、ヘディングシュート。自身3試合ぶりの今季11点目で1-1に持ち込んだ。

 しかし逆転することはできず。終了間際には右CKから展開し、森崎浩が右クロス。ファーサイドにつめていた水本が右足ダイレクトで決定的なシュートを放ったが枠を外れた。そのまま試合は終了し、勝ち点1を分け合った。

 試合後、広島のペトロヴィッチ監督は「この内容で引き分けというのは不満が残る」と厳しい表情。内容は良かったものの勝ちきれなかったことに、苦言を呈した。しかし「我々はやることを変えずに続けていくことが大事。チャンスをゴールにつなげることをしっかりとやっていきたい」と3戦勝ちなし(1分2敗)の状況にも前を向いた。

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