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[MOM469]八千代FW柳澤圭(3年)_快足エースが2G1A

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[8・24 第90回全国高校選手権千葉県大会2次予選2回戦 八千代6-0 柏陵 市原スポレク]

 2年ぶりの全国を狙う八千代のエースが2ゴール1アシストでチームに勝利をもたらした。FW柳澤圭(3年)は「スプリンター系」(砂金伸監督)のスピード、加速力が魅力のストライカー。チーム全体がリズムに乗ることができていなかった立ち上がりは「緊張していたのでボールに触ってリズムをつくろうとした」と中盤に降りてゲームメークに加わっていたが、前半21分に右FKのこぼれ球を右足でゴールへ蹴りこんで先制点を決めると、その後は抜群のスピードで柏陵守備陣を攻略する。

 絶妙のタイミングの飛び出しからディフェンスの背後へ抜け出すとヒールパスなどの足技で決定機を演出。そして38分には後方からのボールを頭でディフェンスラインの背後へ落とし、MF小林弘岳(3年)のゴールをアシストする。さらに後半3分には左サイドからのパスを受けると強烈な右足シュートをゴール右隅へ突き刺して自らの役割を果たした。

 目標は全国に出場した2年前のようなチームをつくること。「長澤先輩(現専修大)を中心に中央が本当にしっかりしていた。これを目指していきたい。また全国へ出ること。それを果たしてから次は全国優勝を狙う」。名門のエースはより存在感を増して、全国切符をつかむまでの残り5試合でもチームを勝利へ導く意気込みだ。

[写真]前半21分、八千代はFW柳澤が先制ゴール
(取材・文 吉田太郎)

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