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日本平デビューのユングベリが決勝アシスト!!清水が逆転で先勝

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[9.14 ナビスコ杯2回戦第1戦 清水2-1新潟 アウスタ]

 ユングベリが本拠地・アウスタでアシストデビューを飾った。清水エスパルスはナビスコ杯2回戦第1戦でアルビレックス新潟と対戦。前半6分に先制を許したが、2-1の逆転勝利を飾り、先勝した。第2戦は新潟のホームで28日に行われる。

 アーセナルなどで活躍した元スウェーデン代表MFフレドリック・ユングベリが“日本平デビュー”で決勝点をアシストした。

 1-1で迎えた後半17分、MF山本真希に代わってピッチに入ると、その直後のプレー。FW大前元気のFKをDF平岡康裕、DF岩下敬輔と頭でつなぎ、PA外からユングベリがダイレクトでボレーシュートを狙う。これはDFが体を張ってブロックしたが、背番号21の投入が清水の攻撃を活性化させた。

 すると、後半29分、前線でポストプレーに入ったFW鍋田亜人夢からボールを受けたユングベリがドリブルで縦に運び、絶妙なボールタッチで前線にスルーパス。PA内に抜け出したMFアレックスが鋭い切り返しでDF鈴木大輔の股間を通し、冷静に右足でゴールに流し込んだ。

 エコパで行われた10日のJ1磐田戦(1-2)で途中出場し、Jデビューを果たしたユングベリが公式戦2戦目となったホームデビュー戦でいきなりのアシスト。これが決勝点となり、アウェーゴールは許したものの、ホームでの第1戦を制し、公式戦5試合ぶりの勝利を飾るとともに、アドバンテージを持ってアウェーでの第2戦に臨むことになった。

 プロ2年目のFW鍋田亜人夢が3トップの中央で公式戦初先発を果たすなど磐田戦から先発4人を入れ替えた清水に対し、リーグ戦で最近5試合勝利のない(2分5敗)新潟も10日の鹿島戦(2-2)から先発6人を入れ替えて臨んだ。

 先制したのは新潟だった。前半6分、CB千葉和彦がオーバーラップからドリブルで駆け上がり、FWブルーノ・ロペスにくさびのパスを入れると、ブルーノ・ロペスはワンタッチのヒールパスでスペースに流す。中盤から追い越してきたMF本間勲がPA内に走り込み、前に出てきたGKの頭上を越すループシュートでゴールネットを揺らした。

 しかし、清水もすぐさま反撃。前半16分、左サイドからFW高木俊幸が逆サイドへ大きなクロスを上げ、大前が角度のない位置からヘディングでニアサイドを破った。試合後のインタビューで「今シーズン、ヘディング(での得点)がなかったので、ヘディングで決められてよかった」と話した大前にとっては磐田戦に続く公式戦2戦連発。「磐田戦は負けていたので、今日は勝ててよかった」と、逆転勝利の呼び水となる同点ゴールを喜んでいた。


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