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山形はシュート5本……、決め手欠き5度目の連勝チャンス逃す

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[9.17 J1第26節 山形0-1川崎F NDスタ]
 17位のモンテディオ山形は日程面の優位を活かせずに、川崎Fに0-1で敗れた。川崎Fは14日にナビスコ杯があったため中2日だったのに対し、山形は中5日と万全な状態だった。前節の浦和戦で山形らしい堅守を発揮して1-0白星を掴んでおり、今季初の連勝を狙ったが、これで5回目の失敗となった。
川崎Fがやや引き気味だったこともあり、前半はボールを持つ時間はあった。しかし反対に、FW大久保哲哉の高さを活かしたカウンターが仕掛けられず、後手を踏んだ。サイドからクロスを入れるシーンもあったが、ことごとく跳ね返され、前半はシュート2本に終わった。
 後半8分に、縦パスで左サイドを割られ、川崎FのFW小林悠に先制点を許すと川崎Fのリズムとなり、さらに難しい展開が続いた。結局、山形は後半もシュート3本のみで、計5本と決定機をあまり作れなかった。
 5度目の連勝のチャンスに失敗し、勝ち点は20のままで17位の山形。相手は地力のある川崎Fとはいえ、J1残留に向けて痛い黒星となった。この日、16位の甲府が最下位の福岡に勝利し、山形と甲府の勝ち点差は4に広がった。
 15位の大宮とは、あす大宮が勝てば同11差に広がる。この日敗れた14位の浦和とは8差。リーグ戦は残り8試合だが、苦しい状況に追い込まれた。甲府、大宮、浦和とも今季の対戦は終わっており、相手の失速を待ちつつ、勝ち点を積み重ねていくしかない。

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