beacon

連覇目指す磐田が前田弾&山本2発で仙台撃破!!準々決勝進出決める

このエントリーをはてなブックマークに追加
[9.28 ナビスコ杯2回戦第2戦 磐田3-0仙台 ヤマハ]

 連覇を目指すジュビロ磐田がホームでベガルタ仙台に3-0で勝利し、準々決勝進出を決めた。第1戦は敵地でのドローに終わっていたが、この日はFW前田遼一が先制点を奪うと、後半に途中出場のDF山本脩斗が2点を追加。3発勝利で準々決勝へ弾みをつけた。

 早々とホームの磐田が先制点を奪った。前半7分、U-22日本代表のFW山崎亮平が右サイドでボールキープ。起点をつくると、MF西紀寛へ横パス。西の入れた右クロスに前田が左足ワンタッチで合わせ、先制ゴールを決めた。その後も磐田が積極的に仕掛ける。同16分にはDF那須大亮がPA外左からロングシュートを狙うもクロスバーを叩いた。1-0で前半を折り返した。

 後半に入り、互いに一進一退の攻防が続き、1-0からスコアは動かない。すると後半33分に山崎に代えて、山本を投入。この采配が的中した。山本の出場からわずか3分後の後半36分、右サイドからドリブルで切れ込んだMF山田大記が逆サイドでフリーの山本へパス。左足ダイレクトで山本が蹴り込んだボールはゴール左へ吸い込まれた。2点差に突き放した。

 さらに後半41分、ロングボールから左サイドに抜け出したMFジウシーニョが中央の山本へパスを送る。ワントラップから右足で放ったシュートは相手DFに当たるも、ゴールネットへ吸い込まれ、ダメ押しの3点目が決まった。攻撃の手を緩めない磐田は、後半43分に前田に代えてFW金園英学を投入。左足首の故障で欠場が続いていたFWが公式戦5試合ぶりにピッチに立った。そのまま逃げ切った磐田が3-0の完勝。準々決勝進出を決めた。

 指揮官の起用に応え、途中出場で2得点を決めた山本は、試合後のテレビインタビューで「ゴールは見えていたので思い切り打ちました」と笑顔。連覇へ向けては「次はアウェーですけど、しっかり勝って上にいけるように頑張りたい」と力を込めた。

 対する仙台は公式戦7戦負けなし(5勝2分)と好調を維持していたが、今季最多タイの3失点で公式戦8試合ぶりの黒星。2回戦敗退が決まった。直近のリーグ戦・横浜FM戦(3-1)で逆転弾を決めたFW柳沢敦がメンバー外。2トップはFW太田吉彰と“磐田キラー”でリーグ戦5戦連発中のFW赤嶺真吾が組んだ。しかしこの日は頼れるストライカーも不発。赤嶺までなかなかボールがつながらずにチャンスをつくることはできない。前半7分に失点すると追う展開が続いた。

 前半30分には、自陣内でボールを奪ったMF梁勇基がカウンターからチャンスを演出。ドリブルで駆け上がると、最後はMF松下年宏がPA手前からミドルシュート。しかしクロスバーを叩き、1点が遠い。結局後半に立て続けに2失点を喫すると、0-3での敗戦。2回戦で姿を消すことになってしまった。


▼関連リンク
ナビスコ杯2011特設ページ

TOP