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新人FW武藤が決勝PK!仙台がソニー仙台との延長戦制す

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[10.8 天皇杯2回戦 仙台2-1ソニー仙台FC ユアスタ]

 ベガルタ仙台は新人FW武藤雄樹の活躍などでJFLのソニー仙台を2-1で下した。後半15分にMFディエゴに代わってピッチに入った武藤は延長後半9分に自ら獲得したPKを右足で決めて決勝ゴール。仙台によると、手倉森誠監督は「彼(武藤)を今日のゲームの切り札として考えて、その通りの彼の持ち味、しかける部分が存分に発揮されました。おそらくソニー仙台のディフェンダーも、彼のスピードには手を焼いたと思うし、その証があのPKを誘ったプレーだと思います。本当に、会場も盛り上げるハッスルプレーで、彼の活躍でベガルタの面目を保てたのかな、と思います」と絶賛していた。

 ソニー仙台の健闘も光った。0-1の後半34分にはDF橋本尚樹の右FKからDF谷池洋平が同点ゴール。相手に計33本のシュートを放たれながらも粘って120分間を戦い抜いた。仙台にとっては同じ被災地のチームとの戦い。全力プレーを貫いたソニー仙台を何とか退けた手倉森監督は「『ソニー仙台も会社がかなりの損失のなか、もっとサッカーをできない期間が長かったなか、存続の危機もささやかれているなかで、彼らが今いる仲間とサッカーをやれる喜びは相当なパワーになる』という話をしました。『そういったものを、全部やはり受け止めて自分達も戦う必要がある』という話をしています。本当に一進一退のゲームになりましたけれど、うちの選手達も本当に相手を見下すことなくプレーしたことが、勝利がこちらに転がってきた証拠だと思います」と振り返っていた。
 
 仙台は11月16日の3回戦(ユアスタ)で福岡と戦う。


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