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藤田が先発の千葉は島根に辛勝で初戦突破

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[10.10 天皇杯2回戦 千葉1-0島根 フクアリ]

 ジェフユナイテッド千葉がデッツォーラ島根に1-0で勝利し、3回戦進出を決めた。主力メンバーを温存し、MF藤田俊哉やGK大久保択生など、リーグ戦でなかなか出番のない選手を起用した結果、前半は苦戦のシーンが続いたものの、後半22分にMF藤本修司が決めたゴールを守りきり、白星を勝ち取った。

 序盤は島根に押し込まれるシーンが続いた。開始直後も左クロスからMF隅田航にヘディングシュートを放たれるなど、あわや失点の場面もあった。互いに決定機での精度を欠き、前半を0-0で折り返した。

 後半に入り、島根はFW空山浩輝を起点にチャンスをつくる。後半19分にはDF佐藤啓太の右クロスに空山が合わせてシュートを放つが枠を捉えることはできない。このプレーで左足首を負傷した空山が治療のためにピッチを出る。すると同22分、数的有利の千葉が一気に岐阜ゴールへ襲い掛かった。FW青木孝太が持ち込み、最後は藤本がシュート。一度は阻まれるものの、再び藤本が蹴り込み、1-0。このゴールを守りきった千葉が辛くも初戦を突破した。

 クラブによるとドワイト監督は「今日の試合で、まず一番重要だったのは、次の試合に臨む権利を得たことだ。2つ目に重要だったのは、けがから復帰したばかりの渡邊や、伊藤、また、なかなか試合に出る機会がなかった大久保、益山、福元、久保、藤本といった選手が出場することができたこと」と目前の勝利を喜んだ。

 またDF坂本將貴は「J1に上がるためにも、そして、J1に上がってしっかりとやっていくためにも、天皇杯もどんどん勝ち上がって、J1チームと対戦していきたい」と力を込めた。

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