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神戸・吉田が2年連続の残留決定弾、「ひとケタ順位を目標に」

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[11.3 J1第31節 神戸2-0山形 ホームズ]

 ヴィッセル神戸が3試合を残してJ1残留を決めた。勝てば15位以内が確定する一戦。立ち上がりから果敢に攻め込むと、前半30分にFW吉田孝行が豪快な左足ミドルで先制点を奪い、同44分にもセットプレーからFWポポが加点した。2-0の完勝で、9月11日の川崎F戦(3-0)以来、6試合ぶりとなる勝ち点3を獲得。昨季は最終節で劇的な逆転残留を果たしたが、今季は早々に残留を確定させた。

「去年のことを思えば、残り試合がある状況で残留が決まったことはうれしい。ただ、我々の目標はひとケタ順位。そこにはたどり着いていない。残り3試合、全力で戦いたい」

 和田昌裕監督は試合後のインタビューで残留決定を素直に喜びながらも、さらなる高みを見据える。勝ち点40で順位は10位。目標のひとケタ順位となる9位・磐田とは勝ち点1差に付けている。

 6試合ぶりのゴールが貴重な先制点となった吉田は「最近、ゴールから遠ざかっていたので、何とかチームに貢献できてよかった」と安堵の表情を見せていた。逆転残留を決めた昨季最終節の浦和戦(4-0)でも2得点を挙げた吉田にとっては、2年連続の残留決定弾。それでも「残り3試合、しっかり戦って、ひとケタ順位を目標に戦っていきたい」と満足することなく、視線を前に向けていた。

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