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[MOM496]盛岡商FW花坂直人(2年)_「決めるべき男」が決めた3発

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.6 第90回全国高校選手権岩手県大会決勝 遠野1-7盛岡商 盛岡南]

 盛岡商のキープレーヤーは何と言ってもボランチのMF藤村慶太(3年)とMF谷村憲一(2年)。彼ら2人のパスから何度も決定機が生まれる魅力的な攻撃サッカーを展開している。だが、サッカーは良いパスが出てもゴールを決めなければ勝てない。盛岡商の齋藤重信総監督は「決めるべきところを決められた」と2トップの花坂直人(2年)、豊岡勇気(3年)の働きを讃えた。

 盛岡商の2トップは恵まれた体格の豊岡がボールをおさめ、その周りを豊富な活動量で動き回る花坂が切れ味鋭い仕掛けやDFの裏をとる動きで積極的にゴールを狙う。とりわけ花坂はゴールへの飽くなき執念を見せ、見事ハットトリックを達成し、優勝に大きく貢献した。

 この日の3得点のうち一番印象深いと語ったのが、最後に挙げた得点。右SB小林航也(2年)からクロスが上がると、相手CBのマークを外して冷静にヘディングシュートを決めた技ありのゴールだった。

「PAの中でボールをもらってターンしてシュートするのが理想。ターンのキレを磨き、相手をかわしてゴールを決められるように頑張りたい」と語る花坂。全国大会での盛岡商の躍進は、藤村、谷村からのパスを花坂、そして豊岡がどれだけゴールに結びつけられるかどうかにかかっている。

(取材・文 小林健志)
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