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[MOM516]札幌U-18MF中原彰吾(2年)_初代王者決めるV弾

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高円宮杯U-18サッカーリーグ2011 プレミアリーグ イースト
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.11 高円宮杯プレミアリーグイースト第18節 FC東京U-18 1-2 札幌U-18 深川]

 優勝を決める決勝ゴール。大仕事をしてのけた背番号17は静かにゴールを喜んだ。コンサドーレ札幌U-18MF中原彰吾は右サイドのアタッカーとしても存在感を放つMFだが、この日は負傷欠場のU-18日本代表MF深井一樹に代わり、本来のボランチでプレー。「最近は受けたり、展開できていたりしていた」というMFは中盤中央で再三ボールを引き出すと攻撃の起点として存在感を示す。またセカンドボールの攻防戦で優位に立ち、相手ボールに再三絡んでボールを奪うなど、DF永井晃輔とDF奈良竜樹のCBコンビと共に攻勢に試合を進めたチームの中心となっていた。

 そして1-1の後半39分だ。SB前貴之の左FKに走り込むと「いいボールが来たんで合わせるだけだった」と頭で決勝ゴール。先制の無回転ミドルを決めて派手に喜んだSB堀米悠斗とは異なり、静かに喜んだ中原は「あまり感情を表に出すほうではないので。でも内心ではスゴクうれしかった。ゴールが試合結果において大きくなってくる中で自分が決められたのよかった」とはにかんだ。

 今年の3年生は5人がトップチーム昇格を決めたが、2年生もGK阿波加俊太、深井、堀米、MF神田夢実が年代別日本代表に招集されるなどハイレベル。代表にはまだ縁遠い中原は「自分も負けないように頑張る」。初代全国リーグ王者となったチームに貢献した中原が、次は日本一獲得のために広島ユースとの「チャンピオンシップ」でも大仕事をしてのける。

(取材・文 吉田太郎)

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