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[MOM163]仙台大FW森田光哉(4年)_精神的支柱のキャプテンが1ゴール1アシストの大仕事

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[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.18 全日本大学選手権1回戦 高知大1-2仙台大 たつのこ]

 前半は圧倒的に攻めながらもどこかで硬さが見えてミスが出て、0-0で長い時間推移する嫌な展開に。全国大会での勝利経験が少ないチームにとって、プレッシャーのかかる展開となったが、緊張を振り払ったのは、常に仕掛ける気持ちを忘れず、諦めずに高知大の守備網をかいくぐり続けたキャプテンFW森田光哉(4年=青森山田高)だった。

「前半の終盤からは自分たちのペースをつかみ始めていて、ハーフタイムでみんなの中で自分たちのサッカーで行ける、と声がかかり、瀬川コーチからもいつも通りやれば勝てると指示があったので、みんなを落ち着けようとした」と語る頼れるキャプテンは後半24分、相手が間延びしている隙を見逃さず、ドリブルで高知大陣内に突進。長い距離をドリブルで持ち込み、最後はエースのFW奥埜博亮(4年=仙台ユース)にラストパスを送りゴールに繋げた。

 後半39分には自身が佐藤世弥(4年=秋田商高)からのクロスに合わせてゴールを決めた。「前半からいっぱい外したり、チャンスを無駄にしたりしたので、ここで決めなければキャプテンとしても選手としてもダメだと思った。股を狙って絶対通ると信じていつもより落ち着いてシュートを打てた」とゴールを振り返った。明治大戦に向けて「自分たちのやることは変わらない」と力強く語った森田。13年ぶりのベスト4進出に向けて大暴れを期待したい。

(取材・文 小林健志)

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連載:大学マン・オブ・ザ・マッチ

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