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[MOM168]桃山学院大FW齋藤達也(4年)_チームメイトを信じて決めた決勝弾

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[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.18 全日本大学選手権1回戦 桃山学院大2-1静岡産業大 足利]

 思うようなサッカーを展開できず、桃山学院大は苦戦を強いられていた。先制するも退場者を出すと、1-1に追いつかれた。そんななか、フル出場で走り回ったストライカーがチームを勝利に導いた。

 決勝点を決めたFW齋藤達也(4年=高川学園高)は、試合後に「優治(中東)が競り勝つと信じて突っ込んだので、優治を信じた結果です」と胸を張った。試合終了間際の43分、DF朴斗翼(3年=神戸科学技術高)のFKをPA内で競り勝ったFW中東優治(3年=C大阪U-18)が頭で落とすと、最後は齋藤が右足を一閃。ゴールネットへ2-1とするシュートを突き刺した。このゴールが決勝点となり、桃山学院大は8強進出。目標の日本一へ近づいた。

 この日はチーム最多の3本のシュートを放ち、存在感をみせつけた。その実力は折り紙つき。今季の関西学生リーグ戦でも結果を残し、得点ランク7位タイの10得点を挙げてきた。しかし「自分としては、もっと取りたかった。足りないです」と一言。悔しさをぶつけるつもりでインカレに乗り込んできた。

 この日の試合を振り返っては「リズムは悪くなっていたが、自分がそこで決めることができて良かった」と笑顔。それでもすぐにその表情を引き締めて、「日本一が目標なので、桃山らしくボールを大事に謙虚にサッカーをしていきたい」と準々決勝へ向けて力強く意気込んだ。

(取材・文 片岡涼)
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