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[選手権]10人の香川西は残り1分で追いつかれ、2大会連続初戦敗退

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[12.31 全国高校選手権1回戦 聖和学園1-1(PK4-3)香川西 柏の葉]

 香川西(香川)は2大会連続の初戦敗退となった。聖和学園(宮城)のドリブルサッカーに対し、「引くと、相手はテクニックがある。とにかくボールに寄せて、辛抱強くいけ」という大浦恭敬監督の指示どおり、粘り強く対応。劣勢の中でも決定機をつくらせず、後半5分にはカウンターからMF箱崎裕也(2年)が先制点を奪った。

「はまっていた」と、ここまでは狙いどおりの展開だったが、大浦監督が「誤算だった」と認めるのが後半14分の退場だった。MF安藤匡史(1年)が2枚目の警告を受け、残り26分間、数的不利に立たされた。「一人退場したことがボディブローのように効き出して、残り10分で足が止まった。うちの選手が足をつるのはめずらしいこと」。聖和学園の猛攻を浴び、試合終了間際の後半39分に失点。勝利目前で1-1の同点に追いつかれ、PK戦で力尽きた。

 08年度大会は市立船橋、09年度大会は前橋育英と2大会連続で総体王者を初戦で下した香川西だが、前回大会に続く初戦敗退。大浦監督は「1点取ったあとも2点目を取れるビッグチャンスがあった。それを決め切れなかったことがチームの課題」と悔やんでいた。

[写真]涙の香川西イレブン
(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 西山紘平)

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