beacon

[MOM530]桐光学園DF高橋将吾(3年)_存在感を示したサックスブルーの鉄壁

このエントリーをはてなブックマークに追加

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.31 全国高校選手権1回戦 桐光学園1-1(PK5-4)初芝橋本 三ツ沢]

 サックスブルーの鉄壁が存在感を示した。終盤に同点弾を許し、PK戦で辛くも勝利した桐光学園(神奈川)の佐熊和裕監督は「2トップを中心とした相手の攻撃が強烈で中盤のプレスが効かなかった。中盤のスライドが遅れていた。サイドからのボールで失点をした部分は次戦に向けて修正したい」と課題を挙げた。終盤、想定以上にサイドを押し込まれたことが苦戦の要因だった。しかし、それでもCB高橋将吾(3年)を中心に最後の場面でCBが体を張ってゴールを守った。後半27分に相手の右CKの流れから失点したが、高橋が負傷でピッチを離れていたことが悔やまれる。

 敗れた初芝橋本にとっての誤算は、同点に追いつくまでに時間がかかったことだった。ゴールを決めたDF井筒陸也は「僕のゴールが2点目になるようじゃなければいけなかった。1点入れば連続して取れると思っていた」と悔しがった。そして、阪中義博監督は「思った以上に相手の守備が強く、うちのトップが自分のプレーをやらせてもらえなかった。特にCBが思っていたよりも強かった。(ドリブルが得意な)FW美里孝彦がもっとできるかと思っていたけど、崩せなかった」と相手CBを高く評価した。桐光学園の安定感を支える大黒柱、高橋の存在は確かに効いていた。

[写真]桐光学園の高橋は鉄壁の守りを披露
(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 平野貴也)

▼関連リンク
【特設】高校選手権2011

TOP