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[MOM551]四日市中央工FW田村翔太(2年)_16強導く3発

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[1.2 全国高校選手権2回戦 四日市中央工6-1徳島市立 市原臨海]

 2年生ストライカーがここぞとばかりにゴールラッシュを見せた。後半16分に同点弾を決めた四日市中央工(三重)のFW田村翔太(2年)は、20分と26分にもゴールを奪い、ハットトリックを達成した。

 小学生の頃から「イタリアの至宝」ロベルト・バッジョに憧れを抱き、ゴールハンターとして成長してきた。1回戦の羽黒(山形)戦でも得点。2試合目はさらなる大暴れを見せた。

 同点ゴールは技ありフェイクが効いた。左からのクロスに対して一度逆サイドへ遠ざかるように右足で狙う動きを見せると、GKがシュートコースを消そうと左へ倒れ込んだ。すると、ニアサイドへ動き直した田村翔が倒れてポジションを変えられないGKとニアポストの間に空いたコースへ左足でシュートを決めた。2点目は、右からのパスを受けて右足でゴール。3点目は左サイドからのパスを頭で合わせた。

 体のどこでもゴールを奪えるとアピールするかのような連続得点を見せた田村翔は「高校総体ではできなかったハットトリックを、この大会でやりたいと思っていた。憧れの大会で達成できて嬉しい。1試合で最低1得点を目標と決めているけど、次の試合もハットトリックができたらいい」と、留まることを知らないどん欲さで3戦連続ゴールに意欲を見せた。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 平野貴也)

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